「貯金と投資の割合ってどのくらいがいいの?」
「お金の使い方にセオリーがあるなら教えて!」
そんな疑問を持っている人に読んでほしい内容です。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、メイクマネー活動するマンです。
はじめて投資にチャレンジするときって、貯金と投資の割合ってどのくらいにすればいいか悩みますよね。
でも実はお金のセオリー「財産三分法」を知っていればとてもシンプルに考えることができます。一言でいうと「財布」「貯金」「投資」の3つに分けてお金を管理しようということなんですが、この原則を知ることにより、↑のような悩みを解決することができます。
そこでこの記事では、「投資に回すお金」と「貯金に回すお金」と「財布に入れておくお金」の考え方について書きたいと思います。
投資に興味があるけど、どのくらいのお金を投資に回せばよいか悩んでいる投資初心者はもちろん、貯金しかしてないよという人にもぜひ読んでほしいと思います。
給与と手取りと支出を把握しよう
財産三分法はとてもシンプルな考え方ですが、その考え方を活用するために自分自身のことについて、いくつか知っておかなければならないことがあります。
これからあなたに質問をします。以下の3つの質問に答えてみてください。
- あなたの毎月の給与はいくらですか?
- 給与から天引きされる税金等はいくらですか?また、手取りはいくらですか?
- あなたの毎月の支出はいくらですか?(いくらあれば生活できますか?)
この質問に即答できた人はこのセクションは読まなくて大丈夫です。次のセクションまでスクロールしちゃってください。
即答できなかった人はしっかり読んでくださいね。
Q1. あなたの毎月の給与はいくらですか?
もらっていないという人はさすがにいないと思いますが、給与明細は毎月チェックしているでしょうか?
給与は会社で規定された額がきちんと支給されていますか?昇進などに合わせて給与がきちんと増えていますか?
給与明細をしっかり確認することは、お金について考える習慣を身につけるための第1ステップです。
毎月の給与明細は必ず隅々までチェックするクセをつけましょう。
Q2. 給与から天引きされる税金等はいくらですか?また、手取りはいくらですか?
毎月どのくらいの税金(所得税、住民税)や社会保険料を払っているか知っていますか?
手取り(= 給与 - 税金等)が最終的にあなたの口座に振り込まれるお金ですが、どのくらいの税金を払っているかはきちんと把握しておきましょう。
手取りだけ見てるようだとお金ビギナーからは脱却できませんよ!給与明細を見てないという人はチェックする習慣からつけましょう。
Q3. あなたの毎月の支出はいくらですか?(いくらあれば生活できますか?)
毎月の支出はきちんと把握できていますか?
この質問に即答できる人は、きちんと家計簿をつけて自分の収支を把握できている人ですね。ぜひその習慣を続けてください。
即答できなかった人はおそらく家計簿をつけてない人だと思いますが、必ずつけるようにしましょう。収入と支出のバランスを知ることは非常に重要です。これを知っていないと収入以上に使ってしまっている可能性もありますから。
支出は収入の範囲内に収めるのが原則です。収入よりも支出が多いということは、毎月貯金を食いつぶすか借金しないと生活できないことになりますからね。
お金のセオリー財産三分法とは?
上記3つの質問にきちんと回答できたら、いよいよ財産三分法によりお金を振り分けていきましょう。
といっても実にシンプル。給料から税金などを引いた手取りを「財布」「投資」「貯金」の3つに分けて管理しようというのが財産三分法です。
財布=日常で使うお金
財布には、日常で使うお金を入れておきましょう。
最低限、1日に使う分のお金が入っていればいいのですが、なくなる度に銀行から下ろすのも面倒なので、1週間分くらいをまとめて財布に入れておくと手間が省けます。
食費3万円/月、交際費1~2万円/月とすると、およそ1万円~1万3千円くらいが財布に入っていればいいでしょう(あなたの支出にあわせて計算してみてください)。
クレジットや電子マネーを使うという方はもっと少なくてもいいですね。
貯金=流動性の高いお金
貯金は、財布にお金を補充するためのものと考えてください。
ここから家賃や光熱費、携帯代などの固定費も引き落とされますが、大事なのは流動性です。必要な時に貯金から財布に補充できるということに価値があるのです。
貯金する金融機関はメガバンク(三菱UFJ/みずほ/三井住友)にこだわる必要はありません。すぐに引き出して財布に補充できることが重要なので、週に1回行っても苦にならない場所にある金融機関にしましょう。
今の時代はネット銀行もたくさんありますし、コンビニやATMも使えるので全く悩む必要はありません。
たとえ銀行が潰れても1000万円以内なら国が保証してくれますし、この低金利の時代にメリット/デメリットにも大きな違いはありませんので、最寄りの金融機関やネット銀行で大丈夫です。
ちなみに、貯金の目的が理解できたなら「あなたの貯金を外貨預金にしませんか?」みたいなセールスに引っかかることもありません。重要なのは流動性の高さなのですから。
そういうのは、次に説明する「投資」の範囲でやるべきです。
投資=なくなってもいいお金
投資は、なくなってもいいお金と考えてください。
日常使うお金と貯金に回したお金以外は、最悪なくなっても生活できるはずなので、その分のお金は投資として使いましょう。
投資と一口に言っても、株とか債権とかFXなどの金融商品に手を出そうという意味ではありません。
ここでいう「投資」は、自分が成長できそうなものにお金を使っていこうということです。いわば自分自身への投資ということができます。
体を健康に保つためにジムに行ったり、仕事や将来のために英語を勉強したり、好きな人を喜ばせるためにプレゼントを買ったりなど、自分にリターンが返ってきそうなものに使うことがポイントです。
ジムに行ったって病気になるかもしれませんよ。英語を勉強したって一生使わないかもしれませんし、好きな人にプレゼントを買っても振り向いてもらえないかもしれません。
でも、(うまくいく保証はないけれど)うまくいけばリターンがありそうなものに使うのが投資の基本です。
株とか債権などの金融商品への”投資”も同じです。100%利益が出る商品なんてないですよ。リスクもあることを理解しながら儲かりそうなもの(リターンが見込めそうなもの)を買う(売る)しかないんですよ。
こういうことを理解していれば、”絶対に儲かる”とか”月に数十パーセントの分配金が確実に出ます”とかいうおいしい投資話が嘘だというのは誰でもわかると思いますが、マネーリテラシーがない人はサクッと騙されて搾取されちゃうんですよね。
この記事を読んでくれている皆さんは、そんなものに騙されてはいけませんよ!
「本」「人」「旅」に投資する
何に投資したらいいかわからないよという人は、本を読んだり、人に会ったり、旅をするというのが最も人生を豊かにするお金の使い方だと思います。
若いうちはたくさん自分に投資して、自分が何に価値を感じるかを探したり、自分にできること(選択肢)をドンドン増やしましょう。
30代を過ぎた人はと徐々に自分にやれることや、やりたいことが何となく見えてきていると思うので、その分野に投資していきましょう。
また、家族ができると切実なお金の問題も直視しないといけなくなると思います。そういう問題が発生しそうなのであれば、金融商品などの投資も選択肢として考慮に入れていいのかなと個人的には思います。
ちなみに、無理に投資でお金を使い切る必要はありませんよ。余ったお金は貯金に回して、流動性の高いお金として貯蓄し大きな投資に備えておくのがベストです。
お金の教養を身につけよう
財産三分法は理解できたでしょうか?
「財布」「貯金」「投資」の3つに分けて考えると実にシンプルですよね。こういったお金の知識を身につけることはとても大事ですよ。
なぜか日本ではお金に関する話をすると卑しい人みたいに見られがちですが、僕から言わせるとお金について真剣に考えない人や学ぼうとしない人の方がおかしいですよ。
知識のある人が知識のない人からお金を奪い取るようにできている世の中なので、いつまでも奪い取られる側に回ってちゃお金は増えませんからね。お金についてしっかり勉強して、搾取されないようにしましょう。
お金の教養を身につけるための第一歩として、紹介したい本があります。
著者は、ライフネット生命の創業者でありCEOの出口治明さんです。1972年に日本生命に入社して以来、保険業界の第一線で活躍されてきたいわばお金のプロです。
お金について「知る」「使う」「貯める」「殖やす」「稼ぐ」という5つの観点から書かれていて、お金の教養を身につけるための入門書としては非常に有益な本だと思います。財産三分法についてもより詳しく書かれています。
将来に備えて何かしないとと思っているけどなかなか動けていない人は、はじめにお金について学ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。これも立派な自分自身への投資ですよ!
貯金と投資の割合は?まとめ
最後に本記事のまとめです。
- 給与と手取りと支出を把握しよう
- 財産三分法に沿って貯金と投資と財布の割合を考えよう
- お金の教養を身につけよう
この記事のタイトルは「貯金と投資の割合は?」としたんですけど、実は誰にでも当てはまる黄金比なんてものはありません。
そんなのは当たり前で、それぞれ収入や支出などライフスタイルが違うのに理想的な割合なんて出せるわけがないんですよ。だからこそ、自分の給与や手取りや支出を知ることが重要なんです。
そこがしっかり把握できたら、財産三分法に沿って「財布」「貯金」「投資」に分けてお金を管理していきましょう。
ちなみに僕は「こう生きたい」という道が見つかって、それを実現するためにはお金が必要なので、キャッシュインを増やすために、収入の4~5割を金融商品に投資し運用することにしました。

この収入やその他の収入で生活費を賄えるようになれば、やらされリーマンからおさらばして自分の生きたい道を歩みたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。