2020年8月のマンビー投資法の運用成績を整理します(第16回)。
僕が実践しているマンビー投資法の定期点検として、月1回月末締めで、投資成績、ポートフォリオ、保有株の所感を書いています。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、マンビー投資法実行するマンです。
新型コロナウイルスは未だ収束する様子を見せませんが、日経平均はようやく2万2000~3000円のレンジを抜け、2万3000円の底固めに入ったように感じられた2020年8月の株式相場でしたが、皆さんの投資活動はいかがだったでしょうか?
ずっと狙っていた2番底を探る展開は来なさそうですし、9月末には中間配当もありますので、時を待たずして投資をしていこうかなと思っている今日この頃です。
投資成績においては、イオンフィナンシャルサービスの減配ショックが大きく響いており、日経平均、TOPIXともに大きくアンダーパフォームしておりますが、今回もめげずにマンビー投資法の運用成績とポートフォリオ、保有株の所感を書いていきます。
前回の資産運用成績発表は以下の記事をご覧ください。

【マンビー投資法】保有株と運用成績
まずは保有株と運用成績です(基準日:2020/8/31)。
2020年は1,000万円(初期投資額)+200万円(2019年貯金分)を運用する予定です。
保有株

前回発表から伊藤忠エネクスを100株ほど追加で購入しました。コロナ禍という状況の中、1Q決算の業績が想定よりも良かったこと、配当額44円を維持してくれたこと、当時の株価で配当利回りが5%を超えていたことが、追加購入に至った主な理由です。

購入後に株価はグングンと上がり、やっとプラ転してくれました。1Q決算翌日という早い段階で決断ができ、良いタイミングでの購入だったかなと思います。
目を覆いたくなるのがやはりイオンフィナンシャルサービスですね。1銘柄だけで20万円以上の損失を出してます。高配当銘柄が減配するとこういう結果になるんですよね。やはり、配当投資において減配だけは絶対に避けなければならないと強く思いますよね。
あと、三井松島ホールディングスも地味に損失が大きいです。額としてはそんなに大きくないですが、損失率で見ると-10%以上となかなか酷い成績です。ただ、ここは配当維持を表明した段階でナンピンするつもりなので、損失自体はそこまで気にしてないですが、何よりも減配が怖いです(1Q決算では未だ配当未定でした)。
運用成績グラフ
マンビー投資法の運用成績をグラフ化し、日経平均/TOPIXと比較しました(基準日:2020/8/31)。

※初投資前日(2019/3/24)の日経平均、TOPIX、マンビー(全資産)、マンビー(株資産)をそれぞれ「100」として、基準日時点の成績を表しています。
※「マンビー(全資産)」は現金も含めた運用成績、「マンビー(株資産)」は保有株のみの運用成績を表しています。
各指標の成績/騰落率は以下の通りです。
指標 | 今回(8/31) | 前回(7/31) | 騰落率(月間) | 騰落率(累計) |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 106.99 | 100.38 | +6.59% | +6.99% |
TOPIX | 100.07 | 92.51 | +8.16% | +0.07% |
マンビー(全資産) | 99.49 | 98.37 | +1.14% | -0.51% |
マンビー(株資産) | 96.69 | 88.77 | +8.92% | -3.31% |
統計開始(2019/3/24)から日経平均は7%近く上昇、TOPIXもコロナ後、ついにプラスに転じてます。僕の株がいまだにプラ転出来ていないのは、やはりイオンフィナンシャルサービスの損失が大きいですね。さらなる減配や無配など、下値の余地はまだまだありますが、まあここは死んだ株なので、気にせずいきたいと思います。
【マンビー投資法】ポートフォリオ
東証33業種と景気敏感株/ディフェンシブ株の視点でポートフォリオを作成しました。
1. 東証33業種ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
東証33業種 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
精密機器 | クリエートメディック | 2.0% |
情報・通信業 | 沖縄セルラー電話 | 4.2% |
その他金融業 | イオンフィナンシャルサービス | 4.7% |
卸売業 | 伊藤忠エネクス | 2.8% |
鉱業 | 三井松島ホールディングス | 0.7% |
現金 | - | 85.5% |
2. 景気敏感株/ディフェンシブ株ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
攻守分類 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
景気敏感株 | クリエートメディック/伊藤忠エネクス/三井松島ホールディングス | 5.6% |
ディフェンシブ株 | 沖縄セルラー電話 | 4.2% |
中間 | イオンフィナンシャルサービス | 4.7% |
現金 | - | 85.5% |
買い余力はまだまだありますが、株価が思ったほど下がらず購入できていないというのが現状です。タイミングを見計らうよりも、淡々と購入していく方が良さそうですね。まあ買ったら下がるというのが個人投資家の常ですが…(笑)
【マンビー投資法】保有株の所感
運用成績発表のタイミングで、保有株について所感を述べていきます。
1. クリエートメディック
7月末の終値から8月末の終値の推移は、957円→986円(前月比+3.03%)でした。
2Q決算の内容は可もなく不可もなくといった感じでした。いまだに通期業績が未定というのはちょっといただけませんが、2Q決算までの確定業績はコロナ禍なりの業績で、株価は動かざること山のごとしです。ここ3ヶ月くらい950~1,000円の間のレンジで推移しています。
配当額は年間37円を表明していますので、配当利回りが4%を超えるまで株価が下落(900円未満)するならナンピンするつもりですが、チャート的には上に行きそうな感じです(チャート読めませんがw)

2. 沖縄セルラー電話
7月末の終値から8月末の終値の推移は、4,225円→4,175円(前月比-1.18%)でした。
マンビー投資法で唯一キラキラ輝く銘柄ですが、今月はマイナスでした。そもそも結構上がっているというのもあるのですが、下落の1番の原因は菅さんですね。
安倍総理が辞任することになって、菅さんが次の総裁の最有力候補という報道がありますが、そのあたりから大手キャリアの株価がめちゃくちゃ下がりました。理由は菅さんが携帯電話料金の値下げに積極的なようで、それを懸念した機関投資家がかなり売っているからのようですね。
それにつられて、沖縄セルラー電話も下がってしまっているのですが、今のところ大手キャリアほどは下げてないです。ここの株価は大手キャリアに反応が少し遅れるので、これからまだまだ下がるかもしれないですね。
過去にも述べてきたように売るつもりは毛頭ないので、配当利回りが4%を超えるまで株価が下落(3,850円)すれば追加購入予定ですが、実際に携帯料金値下げとなると業績には大きなダメージがあると思われます。
我々一般人にとって携帯料金値下げは嬉しい限りですが、投資家としては悩ましいところですね(笑)

3. イオンフィナンシャルサービス
7月末の終値から8月末の終値の推移は、793円→943円(前月比+18.92%)でした。
8月はかなり上昇しましたが、個人投資家のおもちゃにされているだけなので、この上昇に意味はなく、上に行くか下に行くかはお金持ちの気分次第だと思います。業績や配当利回りを考慮すれば、適正価格は500円台だと個人的には思ってます。
すでに僕の中では死んだ株ですが、安易に減配を決断した藤田・”ウ○コ”・社長には早く辞めてもらって、イオンフィナンシャルサービスの伝統を復活してもらいたいですね。

4. 伊藤忠エネクス
7月末の終値から8月末の終値の推移は、824円→939円(前月比+13.96%)でした。
伊藤忠エネクスも8月に大きく上昇しましたが、イオンフィナンシャルサービスとは意味が違います。7/31に1Q決算が発表され、税引前利益で10%近い増益(前年同期比)というのが好感されて、株価がグングン上昇していきました。
僕も1Q決算発表翌日にナンピンしたので、ある程度含み益を得ることができました。ただ、決算の内容についてはいくつか懸念があって、結局100株しか購入してません(詳しくは以下の記事に記載しています)。

やはり会社としては、4~6月はコロナの影響を大きく受けていて、2Q決算を確認するまではこれ以上の追加購入はできないかなと思ってます。
5. 三井松島ホールディングス
7月末の終値から8月末の終値の推移は、712円→734円(前月比+3.09%)でした。
先月にかなり下げたにも関わらず、全く反発しないですね。1Q決算で通期予想が発表されましたが、本業の業績悪化(営業利益予想92.7%減)と配当未定というのが、株価に大きな影響を与えていると思います。
配当維持を発表してくれれば、すぐにでもナンピンしたいくらいの株価なのですが、白紙の状態では動けないですね。損失額としてそんなに大きくないので、焦らずに2Q決算の発表、及び、配当額の発表を待ちたいと思います。

【マンビー投資法】第16回資産運用成績発表まとめ
最後に本記事のまとめです。
- 日経平均は2万2000~2万3000円のレンジを突破し2万3000円の底固めに入った
- 配当投資では株価予想はするな
- 狙っている銘柄がターゲットの範囲に来たら買う
日経平均はおよそ2ヶ月に及ぶレンジ相場を抜け、2万3000円の底固めに入るほど順調に推移しましたが、僕はその波にうまく乗れずでしたね。
前回にも述べたように、8月はもっと積極的に投資しようと思っていたのですが、日本株があまりに順調に推移するので、なかなかタイミングが掴めず、結局、伊藤忠エネクスを100株購入しただけという結果に終わってしまいました。
やっぱり自分は株価予想が苦手なんだなと改めて気付かされましたね。それが苦手だから短期投資や成長株投資から配当投資に切り替えたのに、配当投資でも株価予想して買い時を逃しているわけです。情けない…。
配当投資は「自分の狙っている銘柄がターゲットの範囲に来たら買う」というのを淡々とこなすべきなんだと改めて心に刻みたいと思います。
では今日はここまで。
僕が実践しているマンビー投資法の投資方針・手法はこちらをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。