2020年5月のマンビー投資法の運用成績を整理します(第13回)。
僕が実践しているマンビー投資法の定期点検として、月1回月末締めで、投資成績、ポートフォリオ、保有株の所感を書いています。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、投資ブロガーマンです。
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除され、日経平均株価も4月末の終値から10%近く上昇し、若干楽観ムードが強すぎる感じもする2020年5月の株式相場でしたが、皆さんの投資活動はいかがだったでしょうか?
絶好調な日経平均・TOPIXに比べ、僕の保有株はかなり厳しい状況でした。2020年2月以降負け越しているにも関わらず、5月も日経平均の半分くらいのパフォーマンスしか出せておらず、イライラが募りまくってます!!
そういうこともあり、上げ相場では配当投資はもどかしいなぁという印象もありますが、配当さえ維持してくれれば、必ず日経平均を超えるパフォーマンスが出せると思ってますし、コロナ禍でも配当を維持できたという力強い事実に繋がるので、自分が投資した企業を信じつつ、マンビー投資法の運用成績とポートフォリオ、保有株の所感を書いていきます。
前回の資産運用成績発表は以下の記事をご覧ください。

【マンビー投資法】保有株と運用成績
まずは保有株と運用成績です(基準日:2020/5/31)。
2020年は1,000万円(初期投資額)+200万円(2019年貯金分)を運用する予定です。
保有株

前回発表からの追加投資はありません。自分は日経平均1万8千円くらいが妥当だと思っていたので、下がるのをじっと待っていたのですが、上昇していく相場をただただ指をくわえて見ている状態となってしまいました。
ここまで上昇すると配当的な魅力度も減っていきますし、何よりも今期の業績・配当予想が「未定」という企業が多くて、配当狙いとしては非常に投資しづらい状況だというのも買い増しできない大きな理由の1つです。
配当金としては、5/11にイオンフィナンシャルサービスの期末配当7,800円(39円×200株)が振り込まれたので、インカムゲインにプラスしています。ここは大きな評価損で疲弊してたので配当が出るのは精神的に助かりますね。
今期の配当は現在のところ「未定」ですが、もし配当が維持されれば、年間34,000円(68円×500株)をゲットできるので非常に大きいです(株価も上がってくれれば言うことなしなのですが…)
来月には沖縄セルラー電話、伊藤忠エネクスの期末配当も振り込まれる予定なので、キャピタルゲインは日経平均・TOPIXにアンダーパフォームしていますが、配当金も合わせれば多少パフォーマンスの差は縮まりそうです。
運用成績グラフ
マンビー投資法の運用成績をグラフ化し、日経平均/TOPIXと比較しました(基準日:2020/5/31)。

※初投資前日(2019/3/24)の日経平均、TOPIX、マンビー(全資産)、マンビー(株資産)をそれぞれ「100」として、基準日時点の成績を表しています。
※「マンビー(全資産)」は現金も含めた運用成績、「マンビー(株資産)」は保有株のみの運用成績を表しています。
各指標の成績/騰落率は以下の通りです。
指標 | 今回(5/31) | 前回(4/30) | 騰落率(月間) | 騰落率(累計) |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 101.16 | 93.37 | +8.34% | +1.16% |
TOPIX | 96.70 | 90.53 | +6.81% | -3.30% |
マンビー(全資産) | 100.56 | 100.12 | +0.44% | +0.56% |
マンビー(株資産) | 103.86 | 100.82 | +3.02% | +3.86% |
見ての通り、5月は日経平均:+8.34%、TOPIX:+6.81%という結果ですが、僕の保有株は+3.02%と冴えない結果でした。上がるときは日経平均ほど上がらないのに、下がるときは日経平均より下がるみたいな日が多く、徐々に差が開いていった感じですかね。
累計ではまだなんとか勝っているものの、この調子でいくと6月には累計のパフォーマンスも抜かれそうです…orz
ところで、日経平均とTOPIXはなんでこうもパフォーマンスに差があるんでしょうかね?
2015年くらいからずっと統計を取っているのですが、その頃から比べると17%くらい日経平均の方が上です。毎日同じような値動きをしながら、少しずつ差が開いているんですよね。おそらく、株価を支えるために日銀が日経平均関連銘柄を買い支えているからだと思うのですが。
ここまで日経平均が強いなら、大きく下げたときは個別銘柄ではなく日経平均に連動するETFでも買った方が、短・中期的なパフォーマンスは高そうな気もしますね。キャピタルゲイン狙いとなるので、マンビー投資法とは全く違いますが、買ったら放置スタイルの配当投資はわりと暇で刺激がないので、遊び程度にやってみようかなと(笑)
【マンビー投資法】ポートフォリオ
東証33業種と景気敏感株/ディフェンシブ株の視点でポートフォリオを作成しました。
1. 東証33業種ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
東証33業種 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
精密機器 | クリエートメディック | 2.0% |
情報・通信業 | 沖縄セルラー電話 | 4.1% |
その他金融業 | イオンフィナンシャルサービス | 6.0% |
卸売業 | 伊藤忠エネクス | 1.7% |
鉱業 | 三井松島ホールディングス | 0.9% |
現金 | - | 85.3% |
2. 景気敏感株/ディフェンシブ株ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
攻守分類 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
景気敏感株 | クリエートメディック/伊藤忠エネクス/三井松島ホールディングス | 4.5% |
ディフェンシブ株 | 沖縄セルラー電話 | 4.1% |
中間 | イオンフィナンシャルサービス | 6.0% |
現金 | - | 85.3% |
まだまだ現金が多く買い増し余力はありますが、多くの企業が業績・配当予想「未定」なので、買い増しは控えています。業績・配当予想が発表された後に追加投資に踏み切りたいと思ってます。
タイミングとしては、おそらくこのまま株高で推移することはないと思うので、二番底を探る動きが出てきたときに買い増しできればベストなのですが、それまでに業績・配当予想が発表されているかどうかですね。
【マンビー投資法】保有株の所感
運用成績発表のタイミングで、保有株について所感を述べていきます。
1. クリエートメディック
4月末の終値から5月末の終値の推移は、1,092円→982円(前月比-10.1%)でした。
2020/5/1に発表された1Q決算を受け、一気に100円以上下落し、その後は1,000円付近で推移しています。
決算の内容はそんなに悪いとは思わなかったですし、配当予想は年間37円を明示しているので、売るつもりは全くありません。医療機器業界の未来は明るいようなので、配当利回りの観点から、900円を割ったら追加購入したいと思っています。

2. 沖縄セルラー電話
4月末の終値から5月末の終値の推移は、4,135円→4,150円(前月比+0.36%)でした。
前月大きく上げた反動なのか、5月は日経平均が大きく上げているにも関わらず、ずっーーと横ばいでしたw
まあここは連続増配株で、コロナ禍にも関わらず4月の本決算では前期増配+今期増配を発表するほどなので、全く心配いらいないでしょう。追加購入したい株No.1ですが、配当利回りの観点から、僕のターゲットには全く入ってないので、しばらく買い増しもしないと思います。
上がっても下がっても売るつもりはないので、連続増配を続けてくれるならこのままずっと横ばいでも構わないのですが、増配、もしくは、株価下落で配当利回りが4%を超えたら積極的に拾っていきます。

3. イオンフィナンシャルサービス
4月末の終値から5月末の終値の推移は、1,130円→1,213円(前月比+7.35%)でした。
保有株の中で最もクソパフォーマンスを出し続けていたイオンフィナンシャルサービスにようやく復活の兆しが出てきました!下値を切り上げつつ1,200円を超えてきたので、直近で1,200円を割り込まなければ、わりと底堅く推移すると予想してます。
それでも、4/10に発表された本決算では業績・配当予想が「未定」だったので、これ以上の買い増しは今のところ考えていません。業績予想が出てから検討します。

4. 伊藤忠エネクス
4月末の終値から5月末の終値の推移は、800円→862円(前月比+7.75%)でした。
日経平均と同じように上がっていったかなという印象で、取り立てて言及するようなことは特にないです。800円を割ったら買い増ししようと思っていましたが、しっかり割れる場面はなく、買い増しできずに上がってしまいました。
相変わらず原油安は心配ですが、配当も合わせれば含み損も解消されるくらいまで株価も回復してきました。本決算では今期業績・配当予想は「未定」となっていますので、1Q決算の発表を待ちたいと思います。

5. 三井松島ホールディングス
4月末の終値から5月末の終値の推移は、840円→868円(前月比+3.33%)でした。
エネルギー関連株なので、やっぱり値動きは弱いなという印象です。日経平均・TOPIXと比べてもパフォーマンスは悪いですね。
今期の業績・配当予想は「未定」となっていますが、配当維持(年50円)なら利回りは6%を超えるので、購入のタイミングは悪くなかったと思ってます。こちらも今期業績・配当予想の発表を待ちたいと思います。

【マンビー投資法】第13回資産運用成績発表まとめ
それでは本記事のまとめです。
- 2020年5月も日経平均&TOPIXともに株価は大きく上昇(個人的には過熱感あり)
- 二番底を探る動きが出てきたら買い増し
- 保有株への投資は継続
日経平均・TOPIXは株価を戻しつつありますが、新型コロナショック以降、僕の保有株はあまり良いパフォーマンスを出せずにいます。
日本株が急ピッチで上がっている背景には、日本の新型コロナウイルス感染者数・死亡者数が他国に比べ少なく、緊急事態宣言も1ヶ月半で解除されたことなどが安心材料となり、外国人投資家マネーが流入しているという話も聞きますが、実際にはどうなんでしょう?
その話が本当なら、6月以降も底堅く推移し日経平均も2万3~4千円台を回復するかもしれませんが、個人的には「株価上昇しすぎだろ!」と思っている派なので、追加投資には慎重になっています。だって、経済は間違いなく悪化してるのにコロナ前の株価に戻るなんておかしいですよね。
そのうち二番底を探る動きが出てくると思うので、それまでにしっかり投資分析を行って、買いたい株を選定しておき、チャンスが来たら積極的に拾っていきたいと思います。
また、残念ながら保有株のほとんどの今期の業績・配当予想は「未定」となってしまいましたが、少なくとも配当は維持するだろうと信じてますし、配当維持が発表されれば、株価もそれなりに回復してくるだろうと期待してますので、短期的な動きに一喜一憂せず、長い目でパフォーマンスを確認していこうと思います。
マンビー投資法の投資方針・手法はこちらをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。