2020年4月のマンビー投資法の運用成績を整理します(第12回)。
僕が実践しているマンビー投資法の定期点検として、月1回月末締めで、投資成績、ポートフォリオ、保有株の所感を書いています。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、投資ブロガーマンです。
新型コロナウイルスの影響が我々の生活に大きな影響を与えつつも、日経平均は上下しながら緩やかに上昇、ついに2万円を回復するなど、堅調な2020年4月の株式相場でしたが、皆さんの投資活動はいかがだったでしょうか?
僕の保有株も4月後半に少し盛り返し、配当金も含めて何とかプラスに転じることができました。しかし、キャピタルゲインの観点では、日経平均やTOPIXにかなりアンダーパフォームしており、プラ転したとはいえ、なかなかイライラが止まらない4月相場でした。
株価の短期的な上下を気にする必要がないというのが、マンビー投資法の良いところなのに、いちいち気になってしまって…。まだまだ精神修業が足りないようです(笑)
というわけで、月に1回立ち止まり、マンビー投資法を振り返っていこうと思います。
前回の資産運用成績発表は以下の記事をご覧ください。

【マンビー投資法】保有株と運用成績
まずは保有株と運用成績です(基準日:4/30)。
2020年は1,000万円(初期投資額)+200万円(2019年貯金分)を運用する予定です。
保有株

前回発表から三井松島ホールディングスを822円で100株ほど購入しました。エネルギー関連の株なので、最近の原油安が心配ですが、減配はしないだろうという算段のもと、このタイミングでの購入に至りました。
さらに、イオンフィナンシャルサービスも1,006円で追加購入しました。これで合計500株、取得平均価格は1,350円となりました。先月は安易なナンピンで傷口を広げてしまったので、今回は慎重に買い増しました。
また、クリエートメディックから期末配当4,000円(20円×200株)が振り込まれましたので、そちらも受取配当額合計に反映しています。クリエートメディックから貰った年間配当は中間配当1,700円(17円×100株)と合わせて、5,700円となりました。
このように配当金を積み重ね、完全不労所得を手に入れようというのがマンビー投資法の目的なので、株価の短期的な上下は気にする必要がないのですが…(でも、気にしてしまう)。


運用成績グラフ
マンビー投資法の運用成績をグラフ化し、日経平均/TOPIXと比較しました(基準日:2020/4/30)。

※初投資前日(2019/3/24)の日経平均、TOPIX、マンビー(全資産)、マンビー(株資産)をそれぞれ「100」として、基準日時点の成績を表しています。
※「マンビー(全資産)」は現金も含めた運用成績、「マンビー(株資産)」は保有株のみの運用成績を表しています。
各指標の成績/騰落率は以下の通りです。
指標 | 今回(4/30) | 前回(3/31) | 騰落率(月間) | 騰落率(累計) |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 93.37 | 87.47 | +6.75% | -6.63% |
TOPIX | 90.53 | 86.76 | +4.35% | -9.47% |
マンビー(全資産) | 100.12 | 99.65 | +0.47% | +0.12% |
マンビー(株資産) | 100.82 | 97.22 | +3.70% | +0.82% |
僕の保有株は何とかプラ転しましたが、日経平均、TOPIXと比べるとパフォーマンスはかなり悪いです。沖縄セルラー電話などの期末配当を入れれば、なんとかTOPIXとトントンといった感じでしょうか。
パフォーマンスが悪い原因はほぼイオンフィナンシャルサービスにあります。3月のパフォーマンスもかなり悪かったにも関わらず、4月も下落してますからね。いつ反発してくれるんでしょうか。本当に困ったもんです(笑)
1Q決算でコロナの影響が確認できて、配当維持や自社株買いの発表があれば、結構戻すと思うんですけどね。それまでは特に材料もなさそうですし、1Q発表までは我慢ですね(僕は少なくとも配当は維持されると予想してます)。
【マンビー投資法】ポートフォリオ
東証33業種と景気敏感株/ディフェンシブ株の視点でポートフォリオを作成しました。
1. 東証33業種ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
東証33業種 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
精密機器 | クリエートメディック | 2.2% |
情報・通信業 | 沖縄セルラー電話 | 4.1% |
その他金融業 | イオンフィナンシャルサービス | 5.6% |
卸売業 | 伊藤忠エネクス | 1.6% |
鉱業 | 三井松島ホールディングス | 0.8% |
現金 | - | 85.6% |
イオンフィナンシャルサービスは最も多く株数を保有しているにも関わらず、下げ幅が大きすぎて、保有率は100株しか持ってない沖縄セルラー電話と同じくらいですね(´;ω;`)
2. 景気敏感株/ディフェンシブ株ポートフォリオ

保有株の内訳はそれぞれ以下の通りです。
攻守分類 | 銘柄 | 保有率 |
---|---|---|
景気敏感株 | クリエートメディック/伊藤忠エネクス/三井松島ホールディングス | 4.6% |
ディフェンシブ株 | 沖縄セルラー電話 | 4.1% |
中間 | イオンフィナンシャルサービス | 5.6% |
現金 | - | 85.6% |
新型コロナウイルスの影響により景気後退がほぼ間違いないので、ディフェンシブ株の保有率を増やした方が良いと思うのですが、市場としては景気敏感株がかなり下落しており、配当利回りの観点からどうしてもそちらに目移りしてしまいますね。
この判断が吉と出るか凶と出るかは配当次第ですね。コロナ禍という最悪の状況でも減配さえなければ自分の投資法の勝ちだと思ってます。
【マンビー投資法】保有株の所感
運用成績発表のタイミングで、保有株について所感を述べていきます。
1. クリエートメディック
3月末の終値から4月末の終値の推移は、1,118円→1,092円(前月比-2.3%)でした。
4月の上昇相場の中で残念ながら株価は下落してしまいましたが、元々ここはコロナ前の水準を維持していたので、ちょっとした反落は仕方ないかなという印象です。ただ、2020/5/1に発表された1Q決算を受け、一気に100円以上下落してしまいましたけど。
チラっと決算短信を確認しましたが、確かにパッと見の数字は悪いのですが、中身を見るとそんなに内容は悪くないのでは?と思いました。後ほどしっかり分析しますが、おそらく、新型コロナウイルスの影響で来期の業績予想を取り下げたこと、1ページ目の数字が前年比だとかなり悪化していることの2点が印象を悪くさせ、大きく売られたのだと思います。
ただ、配当予想は年間37円を明示しており、マンビー投資法で減配しない高配当株としてクリエートメディックを選んだことは間違ってなかったなと安心しました。

医療機器業界を取り巻く環境や配当方針・実績、業績等から判断して、追加でさらに買い増したいところですが、現在の株価だと配当利回りがマンビー投資法の水準に達していないのでまだ買い増しはできません。900円を割ったら追加購入したいと思っています。
2. 沖縄セルラー電話
3月末の終値から4月末の終値の推移は、3,595円→4,135円(前月比+15.0%)でした。
僕の保有株の中で唯一、日経平均/TOPIXを大きくアウトパフォームしている銘柄で、ここを持っていなかったらと考えると本当にゾッとしますね(笑)
2020/4/24に2020年の本決算が発表されましたが、なんと3Q発表時よりも+9円の増配、2021年の配当もさらに+9円の増配予想です。ここまで業績が安定し、かつ、大きな増配をするとは、正直かなり嬉しいサプライズでした。先月の3300円割れで追加購入できなかったことが本当に悔やまれます。
来期業績も増収増益予想ですが、新型コロナウイルスの影響は業績に含んでいないとのことなので安心はできません。しばらくはヨコヨコだと思いますので、1Q決算を待ちたいと思います。

3. イオンフィナンシャルサービス
3月末の終値から4月末の終値の推移は、1,158円→1,130円(前月比-2.4%)でした。
前月も26%以上も下落しているにも関わらず、4月の上昇相場の中でもさらに下げるという非常に情けない結果です。ここ2~3ヶ月、自分の保有株が日経平均をアウトパフォームできてない原因はほぼコイツにあります(笑)
まあどれだけ下がっても減配しなければ問題ないと思ってるんですけど、2020/4/10に発表された本決算では、業績&配当予想が未定という、考えられる限り最低の内容でした。唯一の救いは、2020年3月期の決算の数字がそこまで悪くなかったことくらい。

配当予想が未定である以上、今のところ、これ以上の買い増しは考えていません。1Q決算までは軟調な展開が続くと予想しているので、買い急ぐ必要はないかなと。1Q決算発表後に新型コロナウイルスの影響や業績&配当予想を確認した上で、株価が割安なら再び拾っていこうと考えてます。
4. 伊藤忠エネクス
3月末の終値から4月末の終値の推移は、844円→800円(前月比-5.2%)でした。
前月までは持ちこたえていたのですが、とうとう5%以上も下落してしまいました。原因としては原油安による業績悪化が懸念されていることだと思います。一時的ですが、原油先物価格が前代未聞のマイナスまで下落しましたから。それもあって、4月後半以降、ここの値動きが相当鈍いですよね。
そんな中、2020/4/30に本決算が発表されましたが、なんと2020年3月期の期末配当は直近予想より2円増配の23円で、年間44円の配当が確定しました。
ぶっちゃけ、増配はかなりのサプライズでしたが、来期の業績&配当予想が未定となったためか、株価はほとんど反応しませんでしたね。

巷の噂によると、1978年の上場以来40年以上減配なしみたいですし、2020年が増配だったこともあり、買い増したい度が上がってきました。800円を割ったらナンピンしようと思ってます。
5. 三井松島ホールディングス
4/28に822円で100株だけ購入しました。購入して間もないので、特に言及することはありません。
このタイミングで購入した理由は、本決算が発表され来期の配当が減配なしという予想だったら、現在の水準では購入できないだろうと判断したからです。配当の観点からみれば、激安ですからね。
結局、2020/5/13に発表された本決算では来期の業績&配当予想は未定でしたけど(笑)
まあでも今の水準なら大きく下げることはないと思いますし、未定は想定の範囲内なので問題ありません。今後については、2021年の配当予想が出るまでは追加購入は考えていません。

【マンビー投資法】第12回資産運用成績発表まとめ
それでは最後にまとめです。
- 2020年4月は日経平均&TOPIXともに株価は大きく上昇
- 多くの企業が来期予想を取り下げ、または、未定としている
- 我々にできることはコロナ感染拡大を防ぐこと
我々の生活にもかなり大きな影響を与えている新型コロナウイルスですが、反して、4月は日経平均が2万円台を回復するなど株式市場は大きく上昇しました。
ただ、3月期決算企業の本決算をいくつか確認してみると、ほとんどの企業が来期の業績&配当予想を未定という形で発表しています。単純に新型コロナウイルスの影響を測るのが難しいのか、それほどまでに業績が悪化しているのかはよくわかりません。後者ならこれからさらにもう1段下げる可能性もありそうです。
まあ企業が来期の業績予想を出さない以上、新型コロナウイルスが業績に与える影響なんて僕の頭ではいくら考えてもわからないので、自分の投資法を信じて、やるべきことをやるだけだと思っています。「減配しないと思われる高配当株に投資する」これだけです。
新型コロナウイルスの終息が見えれば、(SARSの時がそうだったように)株式相場は一気に上昇に向かうと信じているので、それまでに株式資産を増やしておきたいですね。
現状としては、幸いにも5月以降の都内の感染者数は2桁台に収まっていますが、5月末まで緊急事態宣言が延長されていますので、我々にできることはできるだけ家で過ごし他人と接触しないようにすることです。気を引き締めてお互い頑張りましょう!!
マンビー投資法の投資方針・手法はこちらをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。