2020年3月のマンビー投資法の運用成績を整理します(第11回)。
マンビー投資法の定期点検として、月1回月末締めで、投資成績、ポートフォリオ、保有株の所感を書いています。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、投資ブロガーマンです。
新型コロナウイルス拡大により株式市場は大荒れ、3/9にはNYダウで初めてサーキットブレーカーが発動するなど乱高下が激しく、投資家としてはなかなか落ち着かない日々が続きますよね。
そして、日経平均は3年4ヶ月ぶりに1万7千円を割り、ダウ平均も3年ぶりに2万ドルを割り込むなど、先月よりもさらに株安が進んだ2020年3月の株式相場でしたが、皆さんの投資活動はいかがだったでしょうか?
後半は少し盛り返して、3/31の日経平均の終値は1万8917円となりましたが、自分の保有株はほとんど盛り返すことができず。日経平均やTOPIXとのパフォーマンスの差がかなり縮まってきてしまいました。
SARSよりも致死率は低いですし、僕は新型コロナウイルスの影響をわりと楽観視していたのですが、感染率はとても高く、外出禁止や自粛による経済への影響も非常に大きく、ちょっと甘く見過ぎていたかなと反省してます。楽観的にナンピンして、損失拡大して、3月は本当に踏んだり蹴ったりでした。
そんな反省の意も込めつつ、マンビー投資法の資産運用成績を発表していこうと思います。
前回の資産運用成績発表は以下の記事をご覧ください。

【マンビー投資法】保有株と運用成績
まずは保有株と運用成績です(基準日:3/31)。
2020年は1,000万円(初期投資額)+200万円(2019年貯金分)+年間貯金額(約200万円を想定)を運用する予定です。
保有株

前回発表からイオンフィナンシャルサービスを200株ほど追加購入しました。ナンピン価格は1,370円と1,185円です。ぶっちゃけ、1,370円のナンピンは浅はかだったかなと反省してます。
以下の記事に書きましたが、3Q決算の内容はそこまで悪いものではないと判断したため、1,400円未満でのナンピンは視野には入れていたのですが、コロナウイルスの影響をもっと深刻に考えるべきでした。

そんな中、非常に優れたパフォーマンスを出しているのが、クリエートメディックです。2月の終値よりも値上がりしています(1,068円→1,118円)。医療系ということもあり、コロナウイルスが追い風と判断されたのかもしれませんね。
事業内容は感染症とはあまり関係なさそうなので、そのうち下がるような気もしてますが…。
運用成績グラフ
マンビー投資法の運用成績をグラフ化し、日経平均/TOPIXと比較しました(基準日:2020/3/31)。

※初投資前日(2019/3/24)の日経平均、TOPIX、マンビー(全資産)、マンビー(株資産)をそれぞれ「100」として、基準日時点の成績を表しています。
※「マンビー(全資産)」は現金も含めた運用成績、「マンビー(株資産)」は保有株のみの運用成績を表しています。
各指標の成績/騰落率は以下の通りです。
指標 | 今回(3/31) | 前回(2/28) | 騰落率(月間) | 騰落率(累計) |
---|---|---|---|---|
日経平均 | 87.47 | 97.76 | -10.53% | -12.53% |
TOPIX | 86.76 | 93.43 | -7.14% | -13.24% |
マンビー(全資産) | 99.65 | 100.90 | -1.24% | -0.35% |
マンビー(株資産) | 97.22 | 108.95 | -10.77% | -2.78% |
見ての通り真っ赤っかですが、3月の日経平均の騰落率は-10.53%、TOPIXは-7.14%となりました。私の保有株も10.77%下落し、ついにマイ転してしまいました。
株価が下がってしまったのは残念ですが、これまでのんびり投資活動をやっていたおかげ(?)で、現金保有率が非常に多く、まだまだ買い増し体力(1,000万円程度)があるので、慎重に買い増ししていきたいと思ってます。
終息の見えないコロナウイルスの影響で、どこまで株価が下がるかはわかりませんが、マンビー投資法の指針に則り、減配しないであろう企業の株を買っていきます。
現状、配当の観点から言えば、激安セールと言える状況で買いたくてウズウズしてますが、「減配しない」というのが何よりも大事な条件なので、そこをしっかり見極めていきたいと思います。
【マンビー投資】ポートフォリオ
様々な視点でのポートフォリオを作成しました。これはポートフォリオリバランスを行うための指標となります。
1. 東証33業種ポートフォリオ
こちらは、保有資産を「東証33業種の業種分類」で分けたポートフォリオです。

クリエートメディックは精密機器、沖縄セルラー電話は情報・通信業、イオンフィナンシャルサービスはその他金融業、伊藤忠エネクスは卸売業に分類されます。
イオンフィナンシャルサービスを買い増したので、その他金融業の保有率が若干高くなってます。
2. 景気敏感株/ディフェンシブ株ポートフォリオ
こちらは、保有株を景気敏感株とディフェンシブ株で分けたポートフォリオです。

クリエートメディック/伊藤忠エネクスは景気敏感株、沖縄セルラー電話はディフェンシブ株、イオンフィナンシャルサービスは中間株に分類されます。
まだまだ現金がたっぷりあるので、みんなが売ってるときにシコシコ買い集めれるよう投資活動を行っていきたいと思います。
【マンビー投資】保有株の所感
運用成績発表のタイミングで、保有株について所感を述べていきます。
1. クリエートメディック
3月の大幅下落の中、2月末の終値よりも4.68%(1,068円→1,118円)も上昇してくれたのがクリエートメディックです。保有株の中で20%以上もプラスで推移しているのはここくらいです。
新型コロナウイルスが業績にどれほどの影響を及ぼすのかはわかりませんが、医療器具を扱っているため、それほど大きな影響は受けないと市場から判断されているのかもしれませんね。
2020/2/12に2019年度の本決算の決算短信が発表されました。以下は本決算の分析記事になりますので、良かったら参考にしてみてください。医療機器業界は国内外で市場拡大が予想されるそうですよ~。

2. 沖縄セルラー電話
2月に引き続き3月も7.7%(3,895円→3,595円)ほど下落し、キラキラ度がかなり下がってしまいました。それでもプラスで推移しているのはありがたいことですね。
コロナウイルスの影響って通信系の企業はあんまり関係ないというか、むしろ、外出自粛で家でスマホいじってる人が多くなれば、プラスに働くような気がするんですけど、どうなんでしょう?(自分的には今の株価は下がりすぎている気がします)
ところで、前回の報告で「買値(3,330円)まで下がったら喜んで買う」って言ってて、3月の間に年初来安値3,080円まで下がったんですが、結局買い増しはできませんでした。
あのときの下落の勢いだと3,000円は割りそうな気がしたので、そこで指していたのですが、結局3,000円は割れず。ターゲット価格を下に変更すると買えなくなる典型的なパターンですね…。
3Q決算の業績も非常に良いですし、コロナウイルスの影響も小さいのであれば(むしろプラス??)、もっと積極的に買い増ししとけば良かったなと後悔しています。きっと、直近で3,330円を割ることはないでしょう(たぶん…)。

3. イオンフィナンシャルサービス
とにかくだだ下がりを続けるのがイオンフィナンシャルサービスで、2月末の終値よりも26%以上も下落(1,568円→1,158円)してしまいました。
3Q決算を自分なりに分析した結果では、全く悪い内容ではないと判断しましたが、ここまで株価が下がっているのはコロナウイルスの影響による貸倒費用の増加が懸念されているからだと思われます。

貸倒費用が増加すると(貸したお金が踏み倒されると)、金融業はモロに業績にはねますからね。新型コロナウイルスが始まって以降、金融業の株価は軒並み悪いです。
金融業の中でも特にパフォーマンス悪くて悲しくなりますが、5~10年後を考えたときに、やっぱり今の株価は安すぎると思うんですよね。日本のキャッシュレス普及率はまだまだ上がるでしょうし、親会社のイオンももっと拡大すると思います。新事業も始まっていますし。
経済が正常に戻ったときに今よりも業績が下がる可能性は低いと僕は思います。直近1~3年くらいはリーマンショック級の業績になるかもしれませんが、過去の実績から業績が悪くても減配はしないと予想しているので、高配当をもらいながらじっくり待つつもりです。
減配さえしなければ、今の株価は絶対買いです!減配さえしなければね。逆に、減配したら株価の崩壊は免れないでしょう。
ひとまず、直近で発表される期末決算を待ちましょう。
4. 伊藤忠エネクス
なんだかんだ意外と持ちこたえているのが、伊藤忠エネクスです。2月末の終値からはほぼ横ばい(842円→844円)で3月末を終えました。
800円を割れた場面もあり配当利回りがかなり高いので拾っていきたかったのですが、3Q決算の内容があまり良くないのと原油価格が下がり続けているのが懸念で、買い増しになかなか踏み出せずにいます。

新型コロナウイルスもどの程度業績に影響を与えるかが全く想像がつかないですよね。800円を割ったら買おうと思ってましたが、期末決算の発表を見るまで怖くて買えない感じです(700円を割ったら買うかも…)。
【マンビー投資法】第11回資産運用成績発表まとめ
それでは最後にまとめです。
- 新型コロナウイルスの影響で2020年3月も世界的に株安が進行
- 減配しないと思われる企業に粛々と投資する
- 我々にできることはコロナ感染拡大を防ぐこと
2020年3月も「新型コロナウイルス」一色でしたね。ぶっちゃけリーマンショックの時よりも一人ひとりの「生活」に与える影響は大きいような気がしてます。
都内のテーマパークや動物園、美術館などはほぼほぼ休館ですし、近所の商店街でもかなり自粛ムードが高まってきています。仕事はテレワークになって、買い物以外はほぼ家にいる感じでかなりストレスも溜まってきちゃいますよね。
これから緊急事態宣言も出されれば、さらに自粛が広まることは間違いないです。このような経済の停滞を目の当たりにすると、リーマンショックよりも影響あるんじゃないかと正直思います。
国際政治学者の三浦瑠璃さんがワイドナショーで言ってましたが、「コロナで死ぬ命と、経済で死ぬ命は等価である」と。いくらコロナ対策を頑張っても経済が死んだら、やはり生活できない人も出てくるわけですよ。
政府にはケチケチせずに経済に対する財政支援策を打ち出してほしいものですね。どんな方法が良いのかはわかりませんが、頭の良い学者が何人も集まって話し合ってるなら、経済が死なないような対策・施策をお願いしますよ!
そして、僕らはコロナの感染拡大を防ぐために「#おうちで過ごそう」です。人との接触を極力避け、自分がクラスターかもしれないという意識を持って生活していきましょう。
終わりの見えない状況に疲弊している人も多いと思いますが、今頑張れば、4月をピークに感染者数は徐々に減っていくはずです。そして、コロナに対する特効薬ができれば、株価はアゲアゲになるはず!
最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。