ふるさと納税

e-taxを利用して確定申告をする場合に必要なモノや準備は?

「e-taxを利用して確定申告してみたいけど必要なものってなに?」

「e-taxのHPを見たけど確定申告の仕方が全然わからない!(準備段階でつまづいている!)」

そんな悩みを持つ方に向けた内容となっています。

 

どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、ふるさと納税の確定申告はe-taxでやったマンです。

毎年2/16~3/15は確定申告の時期ですが、ふるさと納税の確定申告はどうやって実施していますか?

僕はe-taxを利用して確定申告をやっているのですが、ふるさと納税に限らず確定申告はe-taxでやるのが断然オススメです。

でも、e-taxのHPを見てもごちゃごちゃ書いてあって準備段階でつまづいている人も多いんじゃないかなと思います。そこでこの記事では、e-taxを利用するのに必要なものと、準備について解説(令和2年分の確定申告)しようと思います。

この記事を読めばあなたは次のようなことができるようになります。

  • e-taxを利用するのに必要なものがわかる
  • e-taxを利用するために必要な準備がわかる
  • e-taxで確定申告ができるようになる

e-taxを利用して確定申告したいけど、どうやったらいいか全然わからないという人はぜひ最後まで読んでみてください。

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e-taxとは?

さっきからe-taxという言葉を頻繁に使ってますが、まずはそもそもe-taxとはなんじゃらほい?という話からです。e-taxのHPから抜粋すると、以下のように書かれています。

e-tax(国税電子申告・納税システム)とは、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や法定調書の提出、届出や 申請などの各種手続をインターネットを通じて行うことができるものです。

e-taxのHPより抜粋

 

つまり、インターネット環境があれば、自宅とか事務所とかどこからでも確定申告(確定申告だけじゃないんですけど)が行える仕組みがe-taxです。

e-taxを利用するために必要なもの

それでは、e-taxを利用するために必要な”モノ”について解説していきます。一応、利用に必要なものとか手順ってすべてe-taxのHPに書いてあるんですが、これが非常にわかりにくい…(汗)

たぶんe-taxを利用したいと思っててもここでつまづいて、仕方なく税務署に行ってるという人も少なくないと思うんですよね。僕も初めてe-taxやるときにちょっと悩んでしまったので、ここでしっかり解説していきたいと思います。

e-taxを利用するために必要なものは以下の3つです。

  1. インターネットにつながるパソコン、または、スマートフォン
  2. マイナンバーカード
  3. ICカードリーダライタ(パソコンで確定申告をする場合)

 

必要なもの①:インターネットに繋がるパソコン、または、スマートフォン

まずは、インターネットに繋がるパソコン、または、スマートフォンが必要です。”インターネットを通じて確定申告を行う”のがe-taxなので、当然インターネット環境も必要になります。

今は1人1台スマホを持っているのが当たり前の時代になりましたし、Wifi環境があるご家庭もかなり多いと思いますので、この点は心配ないかなと思います。

注意点として、スマホの場合はマイナンバーカードを読み取るためのハード的な機能が必要です。この機能がない(スマホが対応していない)場合は、スマホがあってもe-taxを利用できないのでご注意ください。古いスマホとかは機能がないことが多いです。

ちなみに、僕は約2年前に購入したhtcの「U11 life」というスマホを持っているのですが、マイナンバーカードを読み取る機能がありませんでした。なので、ここから先の解説はパソコンで確定申告する人向けになってます。

OSとかブラウザとかの環境面は以下のURLを参照ください(令和2年分の確定申告)。おすすめはWindows 10で、ブラウザはGoogle Chromeだとその後のセットアップが簡単です。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-kakutei-mnc.htm

 

必要なもの②:マイナンバーカード

e-taxを利用するために必ず必要なのがマイナンバーカードです。これがないと絶対にできないので、持ってない人はe-taxを諦めるか、今すぐマイナンバーカードの申請手続きを行いましょう。マイナンバーカードは申請から受領までに約1ヶ月半程度かかります。

僕の周りだけかもしれませんが、なぜかマイナンバーカードを持ちたがらない人が多いんですよね~。必要性を感じないらしく申請手続きすらしてない人が多い。でも、e-taxが利用できるというメリットがありますし、免許書を持っていない人にとっては身分証明書代わりにもなるので、マジで持たない理由がないです。

マイナンバーカードは、マイナンバーカード総合サイトから申請できますので、ぜひぜひ作成しておいてくださいね。

必要なもの③:ICカードリーダライタ(パソコンを利用する場合)

最後に、e-taxを利用するためにはマイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダライタが必要です。これはパソコンを利用する場合は必ず必要になります。スマホの場合は、スマホでマイナンバーカードを読み取るため必要ありません(ただし、上に書いたようにスマホが対応している必要あり)。

ICカードリーダライタはマイナンバーカードを読み取れれば何でも良くて、1,500円くらいの一番安いやつで問題ないです。

私はAmazonで以下のICカードリーダーライタを購入しました。問題なく読み取ることができ、確定申告できましたので、安いですし非常におすすめです。

 

この1,500円くらいはケチらずに買っちゃった方が良いです。税務署で確定申告をすると行って帰ってくるのに最低でも4~5時間くらいかかりますからね。家にいれば30分でできるので、時給3,000円で考えても1万円以上はプラスですから。

e-taxを利用するための準備

ここからはe-taxで確定申告するための準備について解説していきます。

e-taxのサイトの説明がなんでわかりにくいかというと、やり方がいろいろ書いてあるからなんですよね。例えば、「利用者識別番号の取得」にも7個くらいやり方がありますし、確定申告の方法もいくつかあるんですよ。例えば、「確定申告書等作成コーナー」とか「e-taxソフト(Web版)」とか。どっち使えばいいの?っていうね…。こういうところが利用者に「わかりにくい」って思わせる要素なんですよね。

なので、確定申告の準備としては、僕的に1番簡単でオススメな「マイナンバーカード方式」を紹介します。この方法さえ覚えておけば、ふるさと納税の確定申告で面倒な思いなんて二度としなくなります(ちなみに、確定申告自体は「確定申告書等作成コーナー」を利用するのがオススメです)。

「マイナンバーカード方式」でe-taxを利用するための準備は以下の3つです。

  1. 「利用者識別番号」の取得
  2. 「電子証明書」の取得
  3. パソコン環境のセットアップ

 

詳細に解説していきます。

準備①:「利用者識別番号」の取得

e-taxを利用して確定申告を行うためには、利用者識別番号と呼ばれる半角16桁の数字が必要になります。これは個人を特定するために国が発行する管理番号だと思ってもらえれば良いです。

利用者識別番号の取得は、はじめてe-taxを利用する方が最初に1回だけ行えばOKです。すでに取得済の方は不要ですし、次年度以降は実施する必要はありません。

先ほども言いましたが、利用者識別番号を取得する方法って7個くらいあるんですよ。どれで取得してもいいのですが、混乱のもとになるので、e-taxのご利用の流れのページにある「【取得方法①】WEBからマイナンバーカードを使ってアカウントを登録する」の方法を使って利用者識別番号をゲットしましょう。

以下は抜粋ですが、書いてある通りに進めていけばできると思います。

「受付システム ログイン」画面からマイナンバーカードを読み取ると、「マイナンバーカード方式の利用開始」画面に遷移します。 利用者識別番号をお持ちでない方は、「利用者情報の登録」画面に遷移しますので、画面に従い、入力を進めると、マイナンバーカード方式のアカウントの登録が完了します。 マイナンバーカード方式は、マイナンバーカードと利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)を使ってログインが可能となるため、利用者識別番号の入力を省略できます。 また、メッセージボックスに「マイナンバーカード方式の利用登録」も併せて格納されます。

e-taxのご利用の流れのページより引用

 

一応、画面付きで解説しておきます。

手順1:e-taxのサイトにアクセスし、ログインボタンを押下

まずは、e-taxのサイトにアクセスして、右上の方にある「ログイン」ボタンを押下します。

 

手順2:「受付システムのログイン画面へ」をクリックする

以下の画面に遷移後、「受付システムのログイン画面へ」をクリックすします。

 

手順3:「マイナンバーカードの読み取りへ」ボタンを押下する

以下の画面に遷移後、「マイナンバーカードの読み取りへ」ボタンを押下します。

 

手順4:「マイナンバーカードの読み取り」ボタンを押下

ICカードリーダライタにマイナンバーカードをセットします。その後、「マイナンバーカードの読み取りボタン」を押下します。

ちゃんとマイナンバーカードを読み取ることができた場合、ダイアログが出てきて、パスワードの入力を求められるので、利用者証明用パスワード(4桁)を入力してください。

もし、私のおすすめしたICカードリーダライタでうまく読み取ることができなかった場合は、マイナンバーカードをICカードリーダライタに挿したまま、PCを再起動してみてください。これで読み取ることができるようになります。

手順5:画面に従い入力を進める

初めて利用者識別番号を取得する方は、利用者情報を入力する「利用者情報の登録」画面に遷移します(すでに取得済の方は入力画面は出ず、普通にログインできます)。

画面に従い入力を進めてください。私はすでに取得済なので画面キャプチャが取得できませんでした…(ごめんなさい)。

記憶があいまいで申し訳ないですが、確かこの画面で「納税用確認番号」の入力を求められます。

僕は最初の登録時に「こんな番号知らんぞ」と思いながら、どこかで納税用確認番号もらったかなぁと1時間くらい調べてたんですけど、そんな必要なくて、ただ任意の6桁の数字を入れればいいだけでした…自分で納税用確認番号を決めればいいってことですね(笑)

この番号は「インターネットバンキングやATM等を通じて電子納税を行う場合に利用者識別番号とともに必要となるもの」らしいです。登録時は「後で何かに使う可能性のある番号」ということで、忘れないようにどこかにメモしておいてください

手順6:メールアドレスの確認を実施

手順5にて入力がすべて完了すると、e-taxから以下のようなメールが送られてくるので、赤枠のリンクをクリックしてメールアドレスの確認を実施してください。

 

リンクは有効期限が24時間なので、メールが届いたらすぐにメールアドレスの確認を実施しましょう。これにて、「利用者識別番号」の取得は完了です。

準備②:「電子証明書」の取得

次に「電子証明書」の取得です。これもe-taxのサイトの説明が非常にわかりにくいんですが、説明を見ても何かする必要があるのかないのかよくわかりませんよね…。

電子証明書の取得と書いてますが、要するに、「マイナンバーカードのパスワードを準備してください」って言ってるだけなので安心してください(笑)

マイナンバーカードを作るときに、最終的には自治体に受け取りに行くことになるんですけど、その際にパスワードを最大で4つ決める必要があります(少なくとも2つは必ず設定する必要あり)

マイナンバーカードの(ICチップの)中にそのパスワードが記載されていて、確定申告の際にそれらのパスワードを入力させることで本人確認を行うわけです。

確定申告に必要なパスワードは全部で3つあり、1つ目が「署名用電子証明書(英数字6文字以上16文字以下)」のパスワード、2つ目が「利用者証明用電子証明書(数字4桁)」のパスワード、3つ目が「券面事項入力補助用(数字4桁)」のパスワードです。

いずれも、マイナンバーカードの受け取り時に決めるパスワードですが、2つ目と3つ目は同じパスワードに設定することができます。

準備③:パソコン環境のセットアップ

e-taxの準備で最大の難関がこちらだと思います。ここがクリアできればe-taxの確定申告自体は通常通りできるので大した話じゃないです。準備が1番時間かかるんですよね。

パソコンに詳しい方なら出てくる手順に沿って進めていけばなんなくクリアできると思うのですが、あまりパソコンの操作に詳しくない人はなかなか難しいと思いますので、ここの解説を見ながら頑張ってやってみましょう。

まずは自分のパソコン環境がすでにe-taxを使える準備が整っているか確認します。すでに環境が整っている場合は、本手順は不要ですので、まずは確認から実施しましょう。

手順1:パソコン環境が整っているかを確認

e-taxのご利用の流れのページにある「3. 手続を行うソフト・コーナーを選ぶ」で、「確定申告書等作成コーナー」のリンクをクリックしてください。

 

以下の画面に遷移するので、「作成開始」のリンクをクリックします。

 

以下の画面に遷移するので、「e-taxで提出 マイナンバーカード方式」をクリックします。

 

環境が正常に整っている場合は、以下の画面で「最新の事前準備セットアップが正常に適用されています」というメッセージが表示されます。

 

環境が整っていない場合は、その旨のメッセージが表示されるので画面に従って手順を進めていきます

申し訳ありませんが、自分はすでに環境を整えてしまったため、その画面が表示されず、この先の解説は画面キャプチャがありません。が、画面に表示されている手順通りにやれば必ずできるので、頑張ってやってみてください。

やることとしては、以下の2つしかありません。

  • Google Chromeの拡張機能で「マイナポータルAP」「e-tax AP」をインストールする
  • 「事前準備セットアップ」プログラムをインストールする

どちらを先にやっても問題ないです。

手順2:Google Chromeの拡張機能で「マイナポータルAP」「e-tax AP」をインストールする

この手順はやったこともほとんど覚えてないくらい非常に簡単だったので、解説はありません(すみません)。

環境確認で環境が整っていない場合に表示される画面に表示されている手順に沿ってやれば、絶対にできるのでやってみてください。

最終的にChrome拡張機能で以下の2つがインストールされていればOKです。

 

手順3:「事前準備セットアップ」プログラムをインストールする

最後に「事前準備セットアップ」プログラムのインストールです。まずは以下のページから「事前準備セットアップ」プログラムをダウンロードしてください。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-kakutei-mnc.htm

Windowsパソコンを使っている場合は、①、②、③の順にクリックすると「jizen_setup.exe」というプログラムのダウンロードが始まります。自分のパソコンの任意の場所に保存したら、ダブルクリックをして実行してください。

 

以降の「jizen_setup.exe」のインストール手順は以下のURLを参照してください。画面付きで詳細な説明が記載されています。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/jizen_setup.pdf

 

これらの手順が完了したら、再度準備③の手順1を実施してみてください。「最新の事前準備セットアップが正常に適用されています」というメッセージが表示されているはずです(表示されていない場合は、画面に理由が記載されているはずなので、1つ1つクリアにしてくださいね)。

準備①~③をこなせばe-taxを利用するための準備はすべて整っているはずなので、準備③の手順1の流れから確定申告を行うことができます(確定申告自体の解説は他のサイトに任せます)。

e-taxを利用するために必要なモノと準備まとめ

それでは最後に本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  1. e-taxの利用に必要なものは、インターネットに繋がるパソコン or スマートフォン/マイナンバーカード/ICカードリーダライタ
  2. e-taxの利用に必要な準備は、利用者識別番号の取得/マイナンバーカードのパスワードの準備/パソコン環境のセットアップ
  3. パソコン環境等の前準備は面倒だが1度実施すればOK(来年以降も確定申告が楽になる)

 

いかがだったでしょうか?

私の環境のせいで画面キャプチャが取れず、詳細に解説できてないところがあり申し訳ありません。

しかし、1つ1つの手順自体はe-taxのサイトに詳しく書いてあるので、そちらを参考にしてもらえればと思います。おそらく皆さんがわかりづらいと思っている部分は、利用までに何をどういう順番で実施すればいいかという”流れ”の部分だと思うので、その辺はこの記事でわかっていただけたかなと思います。

e-taxで確定申告すると本当に便利で楽ですよ。ふるさと納税の確定申告くらいで税務署にわざわざ行くのって面倒じゃないですか?

去年までは僕も税務署に行ってたんですけど、今年はマイナポイント欲しさにマイナンバーカードを作ったので、e-taxで確定申告してみたんですけど、確定申告自体はわずか15分くらいでできましたからね。準備には2~3時間くらいかかってしまいましたけど(笑)

この記事を見ながらやれば30分以内に準備も終わると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。皆さんの確定申告が少しでも楽になれば幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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