稼ぎ方

【IPOとは?】買い方や当選確率を上げる方法などを総まとめ

「IPOってなに?1から10まで教えて!」

「どの証券会社から申し込めばIPOの当選確率が上がるの?」

そんな疑問のある方に読んでほしい内容です。

 

どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、IPOで小遣い稼ぎするマンです。

IPOとは、Initial Public Offeringの略で、日本語では「新規公開株」や「新規株式公開」などと訳されます。

一言で説明するなら、「これまで市場には出回っていなかった株(未上場の株)が、証券取引所に上場することにより、一般の投資家(我々)が証券会社を通じてその株を自由に売買できるようになるイベント」です。企業としては、株券を発行し投資家に買ってもらうことで資金を調達できるというメリットがあります。

というのが辞書に載ってる話ですが、ここではさらにツッコんで”お金儲け”の目線で書いていきます。具体的には、IPOで儲ける方法/買い方/デメリット、当選確率を上げる方法、最後にIPOにおすすめの証券会社までを全部まとめて紹介します。

上から順に読んでいくと流れで読めますし、各セクションに飛んでもらっても十分に理解できるような内容になっています。

IPOについての知識が全くないという人はもちろん、IPOに当たらなくて苦戦しているという人にも読んでほしいです。

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IPOでどうやって・どのくらい儲かるの?

IPOでどうやって、また、どのくらい儲かるのでしょうか?

「どうやって?」を一言で説明すると、

  • 公募価格で買い、初値で売る

これだけです。

「どのくらい?」については、2017年~2019年にIPOを実施した237銘柄で検証した結果

  • 勝率は9割以上(98.8%)
  • 1銘柄当たり+267,506円(平均)

の利益が出てました。すごくないですか?

ただし、何も考えずにIPOに参加すればいいというわけではないんです。上記の結果を出すためには、一定の評価以上のIPOに参加する必要があります。詳しくは以下の記事を参照ください。

IPOって儲かるの?【2017~2019年の237銘柄で検証】みなさん、IPOってご存知でしょうか?株式投資経験者なら聞いたことがある方もいると思います。巷では「IPOは確実に儲かるよ」といううわさも。果たして本当なのでしょうか?2017年~2019年の237銘柄を対象に検証してみました。...

 

IPOの買い方は?

9割以上の勝率で勝負ができる投資はIPOしかありません。断言できます。では、どうやったらIPOを買うことができるのでしょうか?

まずは上場発表から取引(初値で売る)までのIPO全体の流れを把握しましょう。流れがわかれば、買い方がわかります。

  1. ブックビルディング(BB)に参加する
  2. 購入申込をする
  3. 上場日に初値で売る

 

我々がやることはたった3ステップだけです。証券会社により抽選と購入申込が逆転することがあるので注意が必要です。手続きなどの詳細は以下の記事にまとめています。

【IPOの流れ】参加方法から購入までの流れと儲け方をセットで解説本記事では、IPOの流れとともに、IPOへの参加方法から購入までの流れと儲け方をセットで解説します。IPOって調べても聞き慣れない単語が出てきて理解しづらいですよね。そのあたりの話も含めて体系的にまとめました。...

 

ブックビルディングに参加するためには、証券会社への口座開設が必須になりますので、なるはやで口座開設しておきましょう。

IPOにデメリットはないの?

さっきから良いことばっかり書いてますが、IPOにデメリットはないのでしょうか?

当然ですが、デメリットもいくつかあります。

1. 損をする可能性もある

あくまでも投資なので、損をする可能性はあります。

一定の評価以上のIPOなら勝率98.8%なので、負ける確率は1.2%まで抑えられますけどね。

しかもすごいのは、損をした時の金額は数千円なんですよ。買ったら20万、負けても数千円という損小利大の勝負ができる投資がIPOなんです。

つまり、損をする可能性もありますが、過去の統計を見ても儲ける可能性の方が圧倒的に高く、メリットがデメリットを大きく上回るので、参加しない手はないというのが僕の考えです。

2. 資金拘束

証券会社によっては、証券口座にIPOを購入できるだけの資金を入れておかなければブックビルディングに申し込みすらできない場合があります。

また、ブックビルディング申込時、または、購入申込時から抽選に外れるまで証券口座から資金を引き出せなくなる場合があります。これを俗に「資金拘束」と言います。

資金拘束のルールは証券会社により異なっており、IPOの流れとも深く関係しているため結構複雑なんですよね。詳細は以下の記事にまとめましたので、興味のある方は読んでみてください。

【IPOの基礎知識】資金拘束を理解して効率良くIPOに参加しようこの記事では、IPOに参加するなら知っておくべき資金拘束について詳しく解説するとともに、各証券会社の資金拘束ルールについてまとめます。IPO初心者の方は、効率良くIPOに参加する方法を理解しましょう。...

 

資金拘束なしでIPO抽選に参加できる証券会社もあれば、1~2週間程度資金拘束を受ける証券会社もあります。なので、食いつなぐのに必死でギリギリの生活をしているという人はIPOはやっちゃダメですよ(笑)

IPOに限らず、投資は余剰資金でやるのが大原則です。

3. IPO抽選に当たるのが1番難しい(申し込みの手間)

IPOで何よりも難しいのが抽選に当たることです。僕もずっとやってますが、まあ本当に当たらない…orz

IPOの取扱いのあるすべての証券会社から申し込んだとして、年に1~2個当たれば御の字でしょう。リアルにそんなもんです。

なので、IPOがある度に各証券会社から申し込みをするという作業を地道にこなす必要があるというのは事実として認識しておいた方が良いです。じゃないと「当たらねー」って言って面倒になってすぐにやめちゃいますよ。

IPOの申し込み自体はすごく簡単な作業なんですけどね。例えば、SBI証券のブックビルディング参加はわずか1分で終わっちゃいます。

【SBI証券】IPOルールとブックビルディング参加手順を紹介この記事では、SBI証券のIPOルールとブックビルディングへの参加手順を画像付きで紹介します。SBI証券からブックビルディングへの参加申込は1分で終わるので、サクッと申し込んでしまいましょう。...

 

こんなに簡単な作業なんですけど、やっぱり数が多いと面倒さが大きくなっちゃうんですよね。なので、当たらないもんだと思って参加し続ける方が、変に期待するより長く続けられるのかなというのが僕の経験から言えるアドバイスです。

IPOの当選確率を上げるためには?

なかなか当たらないIPOの抽選ですが、少しでも当選確率を上げる方法があれば知りたいですよね!

当選確率を上げる最も良い方法は、IPOを実施しているすべての証券会社からIPOに申し込むことなのですが、証券会社によっては資金拘束を受けるため、一般の投資家にはなかなか難しいです。

では限られた資金の中で、当選確率を上げるためにはどの証券会社からIPOに参加するのが良いでしょうか?

その答えは各自の資金力に応じて戦略を立てる必要がありますが、戦略を立てるために、少なくとも以下の3つのキーワードは押さえておいてください。

  1. 主幹事/引受幹事/裏幹事(委託幹事)
  2. 抽選方法
  3. 抽選配分

 

1. 主幹事/引受幹事/裏幹事(委託幹事)

企業が証券取引所に上場するためには、証券会社の支援(申請書類の作成指導、上場審査対応など)が必要になります。

支援は複数の証券会社によって行われますが、支援を行う証券会社をまとめて「幹事証券会社」と呼んでいます。特にメインで支援を行う証券会社を「主幹事」、主幹事以外の幹事証券会社を「引受幹事」と呼びます。

「裏幹事(委託幹事)」とは、幹事証券会社からIPO銘柄の取り扱いを委託された証券会社を指します。

では、主幹事/引受幹事/裏幹事(委託幹事)はどこの証券会社からIPOに参加すると当選確率が上がるでしょうか?

以下の記事にまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

【IPOの基礎知識】主幹事/裏幹事を理解して当選確率を最大化この記事では、IPOの基礎知識として知っておきたい主幹事/引受幹事/裏幹事について解説します。これらの違いを知れば当選確率を上げる方法が見えてきます。IPOの当選確率はどこの証券会社でも同じではありませんよ。...

 

2. 抽選方法

抽選方法も当選確率を上げるために注目すべきポイントです。

実は、証券会社が採用している抽選方法は同じではありません。資金力が多い人ほど有利になる抽選方法や、全員に平等なチャンスがある抽選方法、手数料などの面で証券会社に貢献している人ほどチャンスが多くなる抽選方法など、各社独自のルールを採用していたりします。

どのような抽選方法があるかは以下の記事にまとめていますので、あわせて読んでみてください。

【IPOの基礎知識】抽選方法を正しく理解して当選確率を最大化本記事では、当選確率を上げるために知っておきたい抽選方法について解説します。抽選方法っていろいろあるの?IPOに当たりやすい証券会社があるの?って方は、抽選方法について正しく理解しておきましょう。...

 

3. 抽選配分

1%でも当選確率を上げたいなら、さらに抽選配分にも注目しましょう。

証券会社では、割当株数をすべて抽選に配分しているわけではありません。一部は機関投資家へ、一部はお得意様へ(裁量配分)、残りを抽選配分としています。そして、それらの比率は証券会社によりマチマチです。

割当株数が多いからと言って、抽選に回される株数(抽選株数)が多いとは限りません。抽選配分は10~100%と証券会社によりかなり差があるため、当選確率を上げるには抽選株数が多い証券会社から申し込みましょう。

抽選株数の目安は、割当株数と抽選配分から算出できます。詳細は以下の記事にまとめておきました。

【IPOの基礎知識】抽選配分を正しく理解して当選確率を最大化この記事では、IPOの基礎知識として知っておきたい「抽選配分」について解説します。証券会社では割当株数をすべて抽選に回してはいません。一部は機関投資家、一部はお得意様、残りを抽選配分としています。...

 

IPOにおすすめの証券会社

これまでに紹介したIPOに関する話を大まかにまとめると以下の5つになります。

  1. IPOの流れ(買い方)
  2. 資金拘束
  3. 主幹事/引受幹事/裏幹事
  4. 抽選方法
  5. 抽選配分

 

上記5つの観点から、ネットで手軽にIPOに参加できるおすすめの証券会社をまとめました。以下の表をご覧ください(表をクリックすると別タブで大きい画像が見れます)。

 

上記の証券会社にはすべて口座開設しておくのがおすすめなのですが、面倒であれば、主幹事になることが多いNo.1~5(SBI証券/野村證券/みずほ証券/大和証券/SMBC日興証券)と資金拘束なしの証券会社(ライブスター証券/松井証券/岡三オンライン証券/DMM株)だけは口座開設しておきましょう。

それすらも面倒であれば、「IPOチャレンジポイント」という誰でもIPOの当選チャンスがある独自ルールを採用しているSBI証券だけでOKです!!

IPOとは?まとめ

最後に本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  1. IPOは儲かる!(勝率9割/1銘柄あたり平均26万円)
  2. 当選確率を上げるために戦略を立てよ!
  3. 当たらないのが当たり前、根気良く申し込むべし!

 

IPOについて”お金儲け目線”で解説しましたが、いかがだったでしょうか?

ちょっと難しかったという人は、「ちょっとリスクはあるけどとにかく儲かる」とだけ理解していただければOKです。

当たればデカいIPOですが、せっかく手間をかけて申し込むので、定量的に判断しできるだけ当選確率の高い証券会社から申し込むのがポイントですよ。まあ、資金のある人はつべこべ言わずすべての証券会社から申し込めばOKです。

マンビーはあなたのIPOライフを応援します!!(笑)

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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