投資法・投資論

高配当成長割安株への長期投資【マンビー投資法の投資方針と手法】

「投資している人ってどういう方針で投資先を決めてるの?」

「他人の投資手法が知りたい!」

そんな人に向けて、僕が実践している投資手法を公開します。

 

どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、自分の投資手法を貫くマンです。

僕は現在いくつかの不労所得作りに取り組んでいますが、その中でも僕の人生の最重要事項と位置付けているのが株式投資の配当による不労所得です。

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そこで僕はこの配当による不労所得を最大にするために、マンビー投資法を掲げて株式投資をすることに決めました。

この記事では、僕が実践している「マンビー投資法」の投資方針や具体的な手法を、運用資産やバックグラウンドなどとともに公開します。

本記事で紹介するマンビー投資法は、実績ある手法ではありません
私自身が現在実践している投資方針・手法です。
参考・模倣したことにより被った損失等に関しては、一切の責任を負いかねます。
投資・投機はすべて自己責任でお願いします。

 

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運用資産/バックグラウンド

まずは、運用資産と年収などのバックグラウンドの整理です。

1万人に1人くらいはマンビー投資法を参考にするかもしれないので、運用資産やバックグラウンドをはっきりさせておきます。

ちなみに、資金力とか全く違うのに人の手法をマネしても全く意味ないですからね。自分の資金力・投資スタイルに合った手法を探さないと。あくまでも参考です。

  1. 初期運用資産:1000万円
  2. 年間追加投資資金:200~300万円くらい
  3. 投資/投機歴:2013年~

 

1. 初期運用資産:1000万円

いざという時に必要なお金を手元に残して、残り全額を運用していきます。

これまでコツコツ貯めた資金が少しあるので、このブログではまずは1000万円を運用していこうと思います。

必要なお金を手元に残すといっても、さすがに1000万円という金額は僕にとって大金なので、真剣に取り組みます。

2. 年間追加投資資金:約200~300万円

サラリーマンとしての年収はボーナスと残業の有無によりかなり上下あるんですが、大体700~800万円くらいです。

今の生活水準を保つとすると、年間約200万円ほど貯金できているので、今後は貯金ではなくすべて株式投資で運用していきます。

また、株式投資以外にこのブログや仮想通貨のシストレや裁量トレードで稼ぐことができたお金も投資資金としていきます。

というのを考慮すると、年間200~300万円を追加投資に回せると思います。

3. 投資・投機歴

投資・投機歴も紹介しておきます。

さすがに全くのド素人というわけではありません。それなりに相場も見てきました。モーニングサテライトも欠かさず観ています(笑)

  • 株:2013年5月~(継続中)
  • FX:2016年11月~(お休み中)
  • 仮想通貨:2017年9月~(シストレ&裁量)

 

FXは完全に投機でやってました。チャートの勉強とかもしましたが、どうやったら勝てるんでしょう?完全に運任せでやってました。最終成績はトントンくらいですかね。

仮想通貨はシストレをメインで、ちょくちょく裁量でもやってます。2017年9月~と割と早い時期から手を出していましたが、現在の成績はなんと-250万円ですorz
→5月~7月の爆上げで+300万の利益が出て、現在の成績は+50万円になりました。でも、税金で100万ほど持っていかれるので-50万円がリアル損益orz

この時期から手を出してこんなに負けてる人っているのでしょうか。当時のビットコインの価格は30万円以下ですよ。買うだけで儲かってるはずなのに・・・。

どうやら僕には投機の才能が全くないようです(笑)

株だけはアベノミクスの恩恵を受けて、200万を運用して現在+80万くらいです。一時期は+100万くらいまでいったのですが、2018年後半の怒涛の下落で20万くらいやられてしまいました。

マンビー投資法の投資方針

マンビー投資法の基本方針は、配当によるインカムゲインを狙います。

なので、派手な爆益報告はできないと思いますが、不労所得を確実に積み上げていく姿は見れるはず。

なぜインカムゲインを狙う方針にしたのかというと、これからの人生を考えた結果、不労所得を手に入れることが、自分の人生をより豊かにするものだと考えたからです。

僕はいずれ脱サラして、時間的&経済的自由がほしいと考えています。

キャピタルゲインを狙った投資だったら、最低1~2億くらいは稼がないと不安で仕事なんか辞めれないでしょ?

FXならまだしも株でそんなに稼いでいる人って少ないですし、億稼ぐってかなり難易度高いですよ。僕には投機の才能もないですし、無理だと言い切れます(笑)

そういう理由からインカムゲインを狙うことにしました。才能のあるなしに関係なく、株さえ買えば誰でも配当金は貰えますからね。

ちなみに、これまでの僕の投資スタイルはキャピタルゲインを狙った手法だったので、マンビー投資法とは全く異なります。

高配当成長割安株への長期投資【マンビー投資法の投資手法】

マンビー投資法は一言でいえば、

高配当成長割安株への長期投資

です。その具体的な手法を説明していきます。

1. 高配当株

高配当の定義は人によって異なると思いますが、マンビー投資法では、配当利回り3.75%以上(税引き後に配当利回り3%以上)の株を高配当株とします。

配当利回りが3.75%以上ある株はそこそこありますが、その中でもどんな企業に投資をするかは、以下の記事にまとめましたので、読んでみてください。

高配当株中毒者が教える高配当株の魅力とリスクと見分け方この記事では、高配当株中毒者として、高配当株の魅力とリスク、注意点、そして、僕なりの高配当株の見分け方を紹介します。高配当株戦略に興味のある方や高配当株の見分け方が知りたい方は読んでみてください。...

 

記事の内容を簡単にまとめると、

  • 過去10年間1度も減配や無配がない企業
  • リーマンショック時も配当を継続/黒字経営だった企業
  • 配当額に比べ利益剰余金が多い企業
  • 配当政策に配当による株主還元を掲げている企業

を満たす株が、今後も配当を維持してくれる可能性が高いと思うので、そういう企業を投資先候補としていきます。

ちなみに、記念配当や特別配当などで増配している場合は高配当とは考えませんので、ご注意ください。

2. 成長株

高配当株であると同時に成長株であれば、キャピタルゲインによる収益も狙えます。

先程も言ったように、僕は常に脱サラすることを視野に入れています。

ただし、僕の資金力では配当金だけでサラリーマンほどの給与を稼ぐことはできませんし、脱サラすることも難しいです。そこで、成長株によるキャピタルゲインも同時に狙っていくわけです。

では、どんな企業の株が成長株と言えるのでしょうか?以下の記事にまとめました。

成長株(グロース株)の探し方【魅力とリスクもあわせて理解しよう】この記事では、すべての投資家の"夢"である成長株の魅力とリスク、注意点、そして、探し方を紹介します。成長株戦略に興味のある方や成長株の探し方が知りたい方はぜひ読んでみてください。...

 

簡単にまとめると、「ゆうゆー投資法」に学ぼうということで、

  • 成長ストーリーは存在するか?
  • 成長ストーリー崩れの三大要因に対し、耐性を持っているか?

を高配当株に対して分析します。

ただし、成長株は高配当株投資の副次的な効果を期待したもので、あくまでもメインの戦略は配当によるインカムゲインを増やしていくことです。

なので、高配当株であっても成長株でなければ投資しないかというと、そんなことはありません。現状維持でも(成長株でなくても)、高配当株であれば投資していきます。

仮に、高配当+成長株を見つけたら、銘柄の入れ替えも考慮に入れ、積極的に投資していこうというスタンスです。

成長株は多少リスクを負うことになりますが、最終目標にできるだけ早く近づくためには、リスクを受け入れる方向で行動していきます。

3. 割安株

当たり前ですが、安く買って高く売るというのは、儲けを出すための基本中の基本の考え方です。

なので、高配当株であろうと成長株であろうと、適正価格よりも高い価格で買うことは、損失を出す可能性が高いです。

損失を免れる最も有効な手段は、適正な価格以下で買うこと

適正価格をどう判断するかというところですが、僕はPER(株価収益率)を使います。

日本株の平均PERは13~15ですので、さすがにPER=30以上とかだといつ下落してもおかしくないですし、損する可能性も高くなります。

高配当株か成長株かによっても適正価格は変わってくるため、以下の方針で投資対象を選びます。

  • 高配当株:PER = 15以下
  • 成長株 :PER = 20以下

 

ちなみに、PERは必ず予想PERを使います

また、PERは前年度が赤字だったり、特別損益などがあると機能しなくなるので、そのあたりはしっかりチェックしていきます(そういう場合は、経常利益に0.6を掛けて算出すると良い)。

PERってすごく良い指標なんですけど、実は落とし穴もあるんですよね。そういった注意点については、別の記事でまとめたいと思います。まとめました↓

【PERの意味】PERが低いと割安だと判断される本当の理由PERが低いとなぜ割安だと判断されるのでしょうか?この記事では、PERの本当の意味について解説します。PERを正しく理解できれば、便利な使い方や落とし穴、PERでスクリーニングすることの無意味さが理解できます。...

 

4. 長期投資

マンビー投資法は、基本的に長期投資を前提とします。長期投資には以下のようなメリットがあるからです。

  1. 損をしにくい
  2. メンタルの安定(短期的な値動きに一喜一憂しない)
  3. 手間がかからない
  4. 複利効果を最大限享受できる

 

①は、例えば配当利回り4%の株を買ったとすると、25年で元本を取り返せる計算になります。つまり、長期であればあるほど元本割れというリスクが小さくなるわけです。

実際には、企業が倒産や上場廃止にならない限り、株価が0円になることはないので、仮に株価が半分になっても13年でトントン。それ以降はプラスに転じるわけですね。

②は、人にもよるかもしれませんが、株を持ってると短期的な値動きに一喜一憂しちゃうんですよね。

でも、長期投資を前提とすれば株価が下がっても一憂しなくてすみますし、むしろ株価が下がると配当利回りが上がるので買い増しチャンスになります。

③は、四半期に一度決算短信を確認して、健全に事業が遂行されているかを確認すればいいので、あまり手間もかかりません。

最終的には完全不労所得のみで生活していきたいので、手間がかからないというのは、僕にとって重要なわけです。

④は、言わずと知れた複利効果。長期であるほどその威力を発揮します。理論的には資産が2次関数的に増えていくので、めちゃくちゃ強いです。もちろん配当金は全額再投資に回します。

また、長期投資では分散投資が大前提です。分散投資にも銘柄分散と時間分散という2つの軸があります。

1. 銘柄分散

銘柄分散とは一言でいえば

卵は一つのカゴに盛るな

ということです。投資の格言としてよく知られている言葉かと思います。

どんなに良い企業・株だと判断しても、その銘柄に全資金を投入するようなことは絶対にしません。

未来を確実に予測することは誰にもできないのです

どんなに緻密に分をして良い銘柄だと思えても、予想が外れて業績低迷⇒無配⇒株価大暴落ということも十分にあり得ます。

銘柄分散は仮にその企業が破綻したとしても、相場で生き残るための最低限のリスク管理です。投資家たるもの相場で生き残ることを最重要としなければなりません。

1つの銘柄にかけた場合、企業が破綻すれば退場するしかなくなってしまいますからね。

マンビー投資法では、1銘柄に投資する資金は運用資産の10%までとします。

2. 時間分散

銘柄分散と同様に、時間分散も非常に重要だと考えています。

時間分散とは、例えば、ある銘柄を1000株保有しようと考えたときに、いきなり1000株を購入するのではなく、100株とか200株単位とか、時間をあけて1000株を購入するということです。

時間分散は購入価格に対する資金管理です。

往々にしてあるのが、投資先候補としていた株が、購入した途端に下がり始めるということです。投資家の方なら誰もが経験しているのではないでしょうか。

本当に不思議なもので、それまでチェックしていた時はなかなか下がらないのに、いざ購入すると下がり始めるんですよね(笑)

マンビー投資法では、1度に購入する株数は最低単元数、または、投資資金の1%以下とします。また購入期間も最低1日は間をあけます。なので、数ヶ月単位で投資対象銘柄を購入していくことになります。

投資において最も大事なこと

ここまで、マンビー投資法の投資方針や手法を整理し、投資対象の企業の選び方や投資スタンスなどが見えてきたと思います。

ここで最も大事なことをお伝えします。

それは

自分の投資方針・手法を貫く

ということです。

どんなに良い投資手法を確立したとしても、それを確実に実行できなければ意味がありません。貫くことが1番大事。

でも、自分の経験から今の方針が間違っていると思ったら修正することも大事ですね。そこは柔軟にいきましょう。

決して、成績がちょっと良くないからとか、誰かに批判されたからとか、尊敬する人が違うことを言ってるからとかいうくだらない理由で投資方針を曲げることは絶対にしてはいけません

高配当成長割安株への長期投資まとめ

それでは、今回の記事をまとめます。

本記事のまとめ
  1. マンビー投資法の投資方針 = インカムゲインを狙う
  2. マンビー投資法の投資手法 = 高配当成長割安株への長期投資
  3. 投資方針・手法を安易に曲げてはいけない

 

最後に僕がなぜここで投資方針を公開するのかという理由を少しだけ書いておきます。それは、2つの理由があります。

1つ目は、皆さんから見られているというプレッシャーを受けることで、マンビー投資法を確実に実行できるように自分を追い込もうとしています(笑)

人間って弱いんですよ。やっぱり1人でやってると楽な方に逃げてしまう。投資前に企業のこと調べるのってメンドイじゃないですか。そうなると、配当利回りだけ見て投資してしまったり…(笑)

そんなことのないように、皆さんの力をお借りするというわけです。

2つ目は、投資を広めたい・興味を持ってもらいたいという想いがあります。

僕の周りで投資している人なんて10人に1人もいません。会社に企業型確定拠出年金が導入された時も、すべて預金としている人がほとんどでした。

悲しいことに日本人の投資への興味ってこんなものなんですよね。「何かこわい」「損したくない」という人が大半です。これから消費税も上がりますし、貯蓄する人がさらに増えると経済的にも負のスパイラルで景気も落ち込みますからね。

そこで微力ながら、僕が投資手法や成績を公開すれば投資に興味を持ってくれる人が少しでも増えるんじゃないかなと。

「こんな浅い考えの人でも投資やっていいんだ!しかも利益出てるし!じゃあ私もやってみよ!」って思っていただければ嬉しく思います。

以下の記事ではマンビー投資法の具体的な買い/売りルールと絶対に投資対象としない企業についてまとめましたので、あわせて読んでみてください。

マンビー投資法の売買ルールを公開【絶対に投資しない企業もある】この記事では、マンビー投資法の買いルール、売りルール、絶対に投資しない企業の3点を整理しました。マンビー投資法の売買ルールが知りたいという方はぜひご覧ください。ただし、手法のマネは自己責任ですよ~。...

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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