転職ノウハウ

転職エージェント初回面談の心構え【面談内容や事前準備もセットで】

「転職エージェントとの初回面談って何を話すの?」

「事前準備や面談への心構えを教えて!」

そんな疑問を持つ転職初心者の方に読んでほしい内容です。

 

どうも~。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、転職のお悩み解決するマンです。

転職活動をする際、転職エージェントを使うことがかなり一般的になってきました。

転職エージェントに登録すると、必ず最初に担当者(キャリアアドバイザー)との面談がセッティングされるのですが、「何を話すんだろう?」「準備は必要かな?」なんてちょっとドキドキしちゃいますよね。

そこでこの記事では、転職エージェントとの初回面談の内容とやっておくべき事前準備、さらに面談への心構えについて書きたいと思います。

僕が転職したときは3社の転職エージェントに登録し、それぞれで初回面談を実施しているので、その経験をもとにお伝えできればと思います。

スポンサーリンク

転職エージェントとは?

まずは転職エージェントについて簡単におさらいしておきます。

転職エージェントは一言でいえば、「あなたの転職に関わるすべてをサポートしてくれるサービス」です。

具体的には、あなたに1人の担当者(キャリアアドバイザー)がついて、以下のようなことをサポートしてくれます。

  1. キャリアの確認、転職条件等のすり合わせ(=面談)
  2. 経歴・転職条件にあった求人の紹介
  3. 応募書類の添削や提出
  4. 面接の日程調整、面接対策
  5. 合否の結果連絡
  6. 年収交渉
  7. 退職・入社のフォロー

 

特に、①、②、④は重要なサポートで、このサービスがあるから転職エージェントを利用するといっても過言ではありません。

次のセクション以降で、面談の効果を最大限に発揮するための事前準備や心構えについてしっかり確認していきましょう。

転職エージェントとの面談までの流れ

次に、面談までの流れを説明します。

最初に転職エージェントのサイトから登録を行います。登録すると、2~3日中(早ければ当日)に電話、もしくは、メールが届きます。

電話の内容は、あなたの現在の状況に関する簡単な質問と「1度来社して話を聞かせてください」という旨のものです。

電話が終わった後に面談の日程調整のメールが送られてくるので、第3希望までの日程を返信しましょう。

遅い時間まで対応してくれたり、休日対応してくれるエージェントもあるので、あなたの都合の良い日程で調整して問題ありません。

面談の場所

面談の希望日を返信すると、場所と日時が送られてきます。

面談の場所は各エージェントのオフィスであることが多いですが、たまに近くのカフェやファミレスと言われることもあります。

え?カフェ?ファミレス?って思うかもしれませんが、これは普通にあります。

なぜなら、エージェントのオフィスの面談部屋が埋まっていて使えないことがあるからです。面談の日程はこちらの都合に合わせてくれているので、仕方がないです。

中小規模の転職エージェントではあるあるなのでご心配なく(僕も1度ファミレスで面談をしたことがあります)。

面談までの事前準備

事前準備については、面談内容の紹介後に説明します。

先に面談の内容を確認しておくと、やっておくべき事前準備が見えてきますからね。

転職エージェントとの面談内容

では、本題の転職エージェントとの面談内容を具体的に紹介していきます。

面談は、転職エージェントへ登録する際に提出したキャリアシート、または、職務経歴書に沿って行われます。

面談で必ず聞かれる質問

どのエージェントを利用しても面談で必ず聞かれる質問があります。

面談の目的は「キャリアの確認、転職条件等のすり合わせ」なので、それを確認するために以下のような質問を受けます。

  • 現在までのキャリア
  • 退職理由/転職理由、転職で実現したいこと
  • 具体的な転職先への希望条件
  • 転職活動の状況
  • 転職希望時期

 

これらの回答の準備方法は後ほど紹介します。

面談の心構え

面談では、転職エージェントを本気にさせるためにこういう回答をしなければならないというテクニックは必要ありません。

あえていうなら、あなたの人柄が伝わるように正直に受け答えをしましょう。

なぜ正直に答えた方がいいのかというと、キャリアアドバイザーがあなたの”人柄”について正しく知ることで、企業へ採用フォローをしてくれるからです。

例えば、転職エージェントを利用せずに転職活動をした場合、書類選考の段階では企業は応募書類だけであなたの合否を判断しますよね。合否に人柄というのは一切関係しません。

人柄をアピールできるのは面接まで辿り着いた人だけで、しかもたった1時間程度の中でアピールしていかなければならないのです。

ところが、キャリアアドバイザーと面談をすることで、書類にはあらわれないあなたの長所や人柄を採用担当者にフォローしてくれるんですよ。

これが転職エージェントを利用する最大の利点です。

大事なので2回言いますが、面談では正直に受け答えをしてください。小手先のテクニックは必要ありません。

ちなみに、面談は電話でも可能ですが、上記のような理由から対面で行うことを強くおすすめします。

面談の雰囲気

採用面接ではないので、リラックスして臨んで全く問題ありません。雰囲気も全然堅苦しいものではないですよ。

面談で信頼関係を作れるように包み隠さず話しましょう

話下手な人は緊張するかもしれませんが、キャリアアドバイザーがあなたの話をまとめながらうまく進めてくれるので大丈夫です。あなたの転職にかける想いを伝えることに集中してください。

面談後の流れ

面談後は、面談の内容を踏まえてあなたに合った求人を紹介してくれます。

大体、10~50社くらいは紹介してもらえると思います(業界や業種、時期的な要素も関係してくるため一概には言えませんが)。

専用サイトの案内があるはずで、そこから求人を確認できます。気になった企業があれば、「応募する」ボタンをポチっとするだけで書類選考に入ります(応募の前に職務経歴書と履歴書をアップロードしておく必要あり)。

書類選考の結果も専用サイト内で確認でき、合格していれば面接に進みます。

 

面談後の流れは大体こんな感じです。各エージェントにより多少の違いはあるかもしれませんが、キャリアアドバイザーの指示に従って進めていけば問題ありません。

面談までにやっておくべき事前準備

上記の内容を踏まえて、初回面談までにやっておくべきことがあります。

それは、「面談で必ず聞かれる質問への回答」を準備することです。

準備しておかないと面談に余計に時間がかかりますし、正しく伝わらなかったら求人紹介でミスマッチが発生してしまう可能性もありますからね。

再掲ですが、必ず聞かれる質問は以下です。

  • 現在までのキャリア
  • 退職理由/転職理由、転職で実現したいこと
  • 具体的な転職先の希望条件
  • 転職活動の状況
  • 転職希望時期

 

現在までのキャリア

キャリアシート/職務経歴書に沿って質問されます。

業務効率化や売上アップなど何かアピールできる成果があれば一緒に伝えておきましょう。

資格や保持しているスキル(IT系なら、プログラミング言語、経験のあるOSやミドルウェア、DBなど)についても聞かれるので整理しておいてください。

退職理由/転職理由、転職で実現したいこと

これはキャリアアドバイザーが最も聞きたいことの1つです。

現職への不満を素直にぶちまけて構いません。しかし、それだけだと「じゃあどうなりたいの?」というのがわからないので、転職で何を実現したいかもセットで伝えましょう

例えば、年収アップなのか、やりたい仕事があるのか、残業が少ない方がいいのか、転勤したくないのかなどです。

何が不満で転職を検討していて、不満を解決するために転職先には何を求めるのかをきちんと整理しておいてください。

具体的な転職先の希望条件

上の質問につながるのですが、例えば年収アップを実現したいなら具体的な年収の条件を考えておきましょう。

絶対に譲れない条件と譲ってもいい条件、あと優先順位もつけておくとベストですね。

お部屋探しみたいですが、転職先を探すってまさにそういう感じだと思います。まず希望条件を決めてから不動産屋に行きますよね?

転職エージェントも同じです。求人を紹介してもらうんですから希望条件を固めておかないとミスマッチが発生してしまいます。

転職活動の状況

正直に今の状況を回答してください。

エージェントを競争させる目的で、使ってもいないのに「複数エージェントに登録していて・・・」なんて答える必要はないです。

相手も何百人と面談をしているので、嘘かどうかなんてすぐにわかりますし、嘘をついているとわかった時点で、面談でヒアリングしたあなたのことについても懐疑的にならざるを得ないですよね。

そんな関係性で今後の転職活動が上手く進むはずがありません。嘘をつくというのはそれだけのリスクがあります。

キャリアアドバイザーはあなたと一緒に転職を進めるパートナーです。どちらが偉いということもありません。あくまでも対等な関係です。

なので、嘘をついたり横柄な態度を取るのは絶対にやめましょう。パートナーとしてお互いに信頼関係を築いていくのがベストです。

転職希望時期

正直に答えていいのですが、転職希望時期があまりにも先だとあなたの優先順位が下がってしまいます。

他にも転職したいという人はたくさんいますから、そちらの人が優先されてしまうんですよね(これは転職エージェントのビジネスを考えると仕方のないこと)。

逆算すると、転職希望時期の2~4ヶ月前に転職エージェントに登録するのが良いです。転職エージェントも本気で転職先を探してくれます。

転職活動の期間の目安は以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。

 

事前準備には自己分析が必須

必ず聞かれる以下2つの質問への回答を準備するためには、自己分析が必須です。

  • 現在までのキャリア
  • 退職理由/転職理由、転職で実現したいこと

 

しっかり自己分析をして自分の言葉で回答できるようにしておきましょう。転職活動で最も大事なのは間違いなく自己分析です。

ただいま準備中本記事はただいま準備中です。 ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。 もうしばらくお待ちください。...

 

ただ、1人で自己分析をしていても中々進まないこともあります。そういうときは、6~7割くらいの自己分析で面談に望んでも大丈夫です。

キャリアの棚卸はどうしても自分にしかできませんが、転職理由や転職で実現したいことに関しては、面談で会話しながら言語化することで、キャリアアドバイザーが引き出してくれます

相手もプロですからね。そのあたりの引き出し方はとても上手いですよ。

おまけ:転職エージェントは無料だけど怪しいサービスじゃないよ

このセクションはおまけです。読み飛ばしてもらって構いません。ここから先は転職エージェントのビジネスについて書きます。

こんなに素晴らしいサービスがオプションもなく完全無料で利用できるなんて不思議だと思いません?

「うまい話には裏がある」なんて言葉もあり、ちょっと怪しいなと思う人もいるかもしれませんね。

でも、転職エージェントに関して言えば全く心配無用です。安心して利用できます。それは転職エージェントのビジネス構造を知れば納得できるはず。

転職エージェントのビジネス

転職エージェントのビジネスはざっくりですが、下図のようになっています。

転職エージェントのビジネス

 

転職エージェントに登録した求職者を企業に紹介し、求職者が入社することになれば企業から紹介料が支払われるという仕組みになっています。

紹介料はおよそ求職者の年収の3分の1と言われています。もしあなたの1年目の年収600万円で転職したとすると、約200万円が紹介料として支払われるんですね~。

こういった仕組みで転職サービスを無料で提供できてるんですよね。怪しくないでしょ?(笑)

Q1. 入社のみで紹介料が発生するなら無理に転職を進めてくるのでは?

転職エージェントから無理に転職を進められるのではと不安に思うかもしれませんが、結論から言うと、それは絶対にありません。

なぜなら、あなたが入社しただけでは紹介料は発生しないからです。実は紹介料の発生条件として、あなたが数ヶ月間会社に勤務する必要があります。

もし、あなたが入社して合わないなと思って、またすぐに転職してしまった場合、紹介料は支払われないのです。

企業を守るためにも当然の仕組みですよね。紹介料だけ払ってすぐに辞められてしまったら、無駄金ですからね。

こういう理由から、転職エージェントは無理に転職を進めてくることはないですし、あなたに合わないような企業を進めてくることもありません

「担当者にはノルマがあるから・・・」なんて話は完全に誤った情報です。それをしても無意味ですし、信頼すら失いかねません。

Q2. 企業はなぜ転職エージェントを使うの?

企業は高い紹介料を払ってまで、なぜ転職エージェントを利用するのでしょうか?

この理由はすごく簡単で、キャリア採用活動の効率が良いからです。

キャリア採用って新卒採用よりもすごく難しいんですよ。人が集まらないのもそうですが、即戦力だったり、早急に人材が必要ということもあるんですね。

そういう時に変な人を採用してしまったり、求職者と急に連絡が取れなくなったりすると企業としてもすごく困るんですよ。

そこで、求職者との間に転職エージェントを挟むことで、そういうリスクを減らすことができるんですね。キャリアアドバイザーは面談などで求職者のことをよく理解してますから。

こういう理由から、企業はキャリア採用活動を効率良く行うために、転職エージェントを活用しています。

Q3. 企業と転職エージェントとのつながりは?

企業と転職エージェント間のつながりはめちゃくちゃあります。

そりゃあビジネスパートナーですからね。求職者と転職エージェントの間よりもつながりは強いですよ。

僕についてくれたキャリアアドバイザーは、企業の採用担当者と飲みに行って企業の内部事情を教えてもらっていると言ってました。

そうやって収集した情報って、募集要項や企業研究では見えてこない企業の実態だったりするのですごく貴重な情報なんですよね。

そんな貴重な情報を入手できるというのもまた転職エージェントの魅力だと思っています。

転職エージェント初回面談の心構えまとめ

それでは最後に本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  1. 転職エージェントとの面談は本音で話す(テクニックは必要なし)
  2. 初回面談の事前準備として自己分析をしよう
  3. 転職エージェントは怪しいサービスではない

 

転職エージェント初回面談の内容や事前準備、心構えなど理解していただけましたでしょうか。

心構えとしては「とにかく本音で話す」これに尽きます。

面談は通常1~2回ありますが、初回面談は本当に重要です。この面談の内容で紹介してもらえる求人も決まりますしね。

徹底的に自己分析(事前準備)をしてから、転職希望時期の2~4か月前くらいに転職エージェントに登録するのが僕のおすすめです。

転職について知りたいことがあれば、以下の記事にまとめていますので、あわせて読んでみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

スポンサーリンク
関連記事