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ブログアフィリエイト戦略【ネスレ日本CEOの講演から考える】

どうも~。

SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、ネスレ日本のCEOである高岡浩三氏の講演を聞いてきたマンです。

講演は「イノベーションとリノベーション」というテーマで約50分間にわたるものでしたが、さすが世界を代表する企業のCEOの話はおもしろかったですね。あっという間に50分が過ぎてしまいました。

今回は高岡氏の講演を聞いて、ブログアフィリエイターを目指す自分としても、今後のアフィリエイト戦略の方向性を考えさせられる内容だったので、皆さんにも紹介したく記事にしました。

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ネスレ日本と高岡浩三氏

ネスレ(Nestle)という名前、1度くらいは聞いたことありますよね!

有名な商品と言えば、「NESCAFE Excella」や「NESCAFE GOLD BLEND」などがありますが、誰でもスーパーなどで1度は目にしたことがあるかと思います。

ネスレは、スイスに本社を構え、世界190カ国に拠点を持ち、社員数は308,000人という世界最大の食品飲料会社です。

ネスレ日本は、1913年創業、資本金100億円、神戸に本社を構えるネスレの日本法人であります。

創業100年を超えるネスレ日本ですが、実は2000年頃から業績は低迷し、10年以上にわたり右肩下がりの成長を続けていました。そんな中、2011年に代表取締役兼CEOを任されたのが、高岡浩三氏であります。

高岡氏がCEOに就任して、様々な改革を行ったことにより、ネスレ日本は右肩上がりの成長を取り戻し、無事危機を脱することになります。

イノベーションとリノベーションの違い

昨今、日本の企業では「イノベーション(innovation)」という言葉を頻繁に耳にします。

これはテクノロジーの進化のスピードが早く、企業もイノベーションを起こさないと社会に生き残れない、企業を存続できないという考えから、多くの企業でこの言葉が使われるようになってきました。

イノベーションは、直訳すると「革新、刷新」です。

ネスレでも「イノベーションとリノベーション(renovation)」を掲げ、事業に取り組んでいたようなのですが、成長は長年右肩下がりを続けてしまうわけです。

そんなある日の役員会で高岡氏が「イノベーションとリノベーションの違いは何か?」という問いかけをしたところ、役員は誰も答えることができなかったそうです。

これではアカンということで、イノベーションとリノベーションの違いを全社員にわかるように説明するところから高岡氏の戦いは始まります。

皆さんは、イノベーションとリノベーションの違いを説明できますか?

イノベーションの例

イノベーションの例

イノベーションの例として、高岡氏があげたのが扇風機とエアコンでした。

今や当たり前にある扇風機とエアコンですが、何がイノベーションなのでしょうか?

扇風機が開発される以前は、全員うちわを使って暑さを凌いでいました。そして、当時は誰もがうちわを使うことに何の疑問も抱いていなかったのです。

そんな中、19世紀後半にアメリカで開発された扇風機は世界中でヒットとなり、現在でも店頭で売られているほどです。

世界初の扇風機は、首振り機能や弱・中・強といったボタン、タイマー機能も当然なかったのですが、利用者の声とともにこういった新たな機能が追加されてきました。

さて、ここで高岡氏は「扇風機」はイノベーション、「首振り機能」「弱・中・強ボタン」「タイマー機能」はリノベーションであると我々に説明します。

さらに、エアコン。空気を冷やして温度を下げるという、それまで誰も考えていなかったことを成し遂げたエアコンもイノベーションであると。

改めてリノベーションとイノベーションの違い

どうでしょうか?

扇風機とエアコンの例からイノベーションとリノベーションをみましたが、その違いを説明することができるでしょうか?

高岡氏は以下のように述べていました。

不満を改善するのはリノベーション

当たり前を変えるのがイノベーション

なるほど。実にシンプルでわかりやすい。

だからこそ、イノベーションは難しいわけですね。

ネスレ日本の戦略

では、イノベーションを起こすためにネスレ日本が取った戦略とはどんなものだったのでしょうか?

日本の人口と世帯数

まずは、日本の人口と世帯数に目を付けます。

以下の図は、総務省統計局から引用しています。

日本の人口及び人口増減率の推移日本の人口及び人口増減率の推移

 

日本の世帯数及び1世帯当たりの人員の推移日本の世帯数及び1世帯当たりの人員の推移

 

上記のグラフを見てわかる通り、日本は平成22年から人口が減少しています。ところが、世帯数は逆に増加していることが分かります。

これから何が言えるでしょうか?

そうです。核家族化が進んでいるんですね。サザエさんのような大家族世帯が少なくなり、夫婦と未婚の子供で成り立つ家庭が増えているわけです。

これにいち早く目を付けたのが振り込め詐欺の詐欺集団。おじいさん、おばあさん世帯が増えていることを利用して振り込め詐欺を働くわけです。やってることは犯罪だが、目の付けどころはすごいと高岡氏はおっしゃっていました。

コーヒーメーカーを開発

そして、核家族化とともに進んでいるのが共働き世帯

両親ともに働いているとなると、家族みんなで食卓を囲んでコーヒーを飲む時間は少なくなってきています。

つまり、自然と1人でコーヒーを飲む時間が増えるわけです。そうなると、コーヒーを飲む際に毎回お湯を沸かさないといけません。

お湯を毎回沸かすのは面倒ではないか?と尋ねても、みんなそれが当たり前だと思っているので面倒ではないと返ってきたそうです。アンケートを取っても意味がないんですね。

しかし、そこに目を付けたネスレ日本はコーヒーメーカーを製造します。お湯を沸かさなくてもすぐにおいしいコーヒーが飲める機械です。

コーヒーメーカーがあれば、家族全員がいつでもおいしいコーヒーを手軽に飲めるようになるんですね。

また、これをいろんな企業にタダで配るんですよ。“ネスカフェ アンバサダー♪”って聞いたことありますよね。あれです。昔はまだコンビニの100円コーヒーもなかった時代ですから。

こういった戦略により「NESCAFE GOLD BLEND」の売上が順調に伸びていき、ネスレ日本も再び右肩上がりの成長を取り戻していくのでした。

日本企業が起こしたイノベーション

高岡氏は平成の30年間で日本企業が起こしたイノベーションはたった1つだとおっしゃっていました。

それは、SONYのウォークマン。

だからこそ、SONYは日本を代表する企業になったのだと。

ウォークマンと聞いても、今の20代前半以下くらいの年代の方はピンと来ないかもしれませんが、iPodの先駆けとなった商品です。

今やiPodなどに完全に変わってしまいましたが、当時ウォークマンは世界的な大ヒット商品となりました。

「音楽を持ち運ぶ」というこれまでになかった発想は、まさに、イノベーションだったということです。

イノベーションは強い

つまり何が言いたいかというと、一言でいえば

イノベーションは強い

ということ。

イノベーションを起こした商品やサービスは、末永く支持され続けれます。だからこそ、どの企業もイノベーションを起こそうと躍起になっているんですね。

しかし、どの企業もイノベーションを正しくとらえることができていない。だから、リノベーションで満足しているわけですよ。しかし売上は頭打ちで伸びない。

 

余談ですが、3年前にも「イノベーションと進歩(progress)」というテーマで、一橋大学大学院教授である楠木建氏の講演を聞いたことがありました。

彼もまたウォークマンはイノベーション、iPodは進歩だと話していました。また彼は、「ワンカップ大関」はイノベーションであるとも話していました。

自販機で買えるおいしいお酒「ワンカップ大関」ですが、当時はコンビニも少なく、熱燗で飲むのが当たり前だった日本酒を自販機で買うなんて誰も考えもしなかった

だから、昼から路上でお酒を飲む人たちは大瓶とコップ片手にお酒を飲んでいたわけですが、そんな人たちの間でワンカップ大関は大ヒットしたんですね。そして、今もなお売れ続けています。

楠木氏は「価値観の転換」がイノベーションであると主張していました。

高岡氏も楠木氏もイノベーションについて、同じようなことをおっしゃっていることがわかると思います。

ブログアフィリエイト戦略の方向性

講演は上記のような内容でしたが、とても興味深く拝聴させていただきました。

そして、ブログアフィリエイトにもつながる話だと思いました。

この講演を聞いて、僕が最初にパッと思い浮かんだイノベーションが「仮想通貨(ビットコイン)」です。

世界共通の通貨って考えたことありますか?

その国では、その国の通貨で決済するのが当たり前だと思ってました。

また、お金を電子化するという発想も考え付かなかったです。だってコピーしたら無限に増やすことできるし、技術的に無理だろーって。

でもそれが実現し、またイノベーションだったからこそ、ビットコインは価値が1000万倍以上に跳ね上がり、最初に現れた仮想通貨アフィリエイターたちはめちゃくちゃ儲かったはずです。じゃないとわずか1年足らずであれだけの仮想通貨サイトが乱立しないですよね。

つまりですよ、僕が考えたのは、

イノベーションをもたらす商品やサービスをアフィリエイトすると、めちゃくちゃ儲かるんじゃないか?

ってことです。

次に来るイノベーションは?

じゃあ次に来るイノベーションは何か?

そんなんわかるか!

わかってたらイノベーションする方に回るわw

でもですね、世の中のトレンドを考えることはすごく重要だと思います。

例えば、高岡氏の講演の中でもあったように、これから日本はますます核家族化が進行します。

またご存知の通り、女性活躍推進法が施行されるなど女性が社会に進出し、ますます共働きの世帯や一人っ子、独身男女が増えていくと予想します。

そうなったときに「何が売れるのか?」「誰に向けて売るのか?」「どう売るのか?」がポイントになってくるのかなと。

メガトレンド

何がイノベーションを起こすかは全くわかりませんが、やっぱり世の中の流れを知るというのが1つヒントになるのかなと思います。

キーワードは「メガトレンド」でしょうか。

少子高齢化

少子高齢化は日本におけるメガトレンドと言って間違いありません。

これは日本における超絶深刻な大問題であり、少子高齢化を解決する施策や法案は間違いなくトレンドになると思ってます。

そしてそこから生み出される商品やサービスは、イノベーションに成り得るのではないかなと。

テクノロジー(AI/IoT/FinTech/VR/AR)

テクノロジーはすさまじい早さで進化しています。

その中でも、ニュースなどで聞かない日はないのが、AI/IoT/FinTech/VR/ARといった言葉です。

2016年にポケモンGOが流行りましたが、あれはARを使ったスマホアプリですよね。

ポケモンGOがイノベーションかと言われると「?」ですが、これらの技術を使った商品はイノベーションを起こすかもしれません。

5G

説明不要の5Gですね。

docomoは2019年9月にはプレサービスを開始すると発表しています。

5Gが本格的に導入されると、YouTubeなどに代表される動画市場がますます拡大することは想像できますが、4Gにはない「5Gだからこそのサービス」が出てくれば、それはイノベーションになるかもしれません。

とはいえ、イノベーションは狙ってできるものではない

ここにあげた例はほんの一部ですし、あくまでも僕の考えでしかないのですが、メガトレンドを追うことが、イノベーションを起こす/発見するきっかけになると考えています。

とはいえ、高岡氏の言葉を借りるなら、イノベーションは「当たり前を変えること」であり、楠木氏の言葉を借りるなら「価値観の転換」なわけで、狙って起こせるわけないんですよ。

じゃあどうするか?

アフィリエイトなら、やっぱり自分が試して本当に良かったものを紹介するのが1番なんじゃないかなと。

もっと言うなら、

何でこれ今までなかったんだろう

って思ったものを紹介すると。

次のアフィリエイト戦略まとめ

それでは、今回の記事を簡単にまとめます。

本記事のまとめ
  1. イノベーションは「当たり前」を変えること
  2. イノベーションに乗っかれば儲かるはず(アフィリエイトとして)
  3. イノベーションを見極めるには世の中の流れを知ることから
  4. とはいえ、狙ってできるほど甘くない

アフィリエイトをうんぬんに関係なく、ビジネスに関して言えば、イノベーションが何かを見極めることは重要です。だからこそ、どの企業も挙ってイノベーションを掲げるわけですし。

イノベーションをテーマにしたネスレ日本CEOである高岡浩三氏の講演は、いろいろと考えさせられる内容で、とても面白かったです。

ぜひ、高岡氏の経営戦略にも触れてみてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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