「不労所得って本当にあるのかな?」
「月1万円でいいから働かなくてもお金が入ってくる方法が知りたい!」
そんな悩みを持つ方に向けた内容です。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、不労所得で生活したいマンです。
もしあなたが何もしなくても定期的にお金が手に入るなら絶対嬉しいですよね?
今回はそんな「不労所得」についてお話していきます。
「不労所得」という言葉を聞くと『なんか怪しい』とか『うさんくさい』と思う人もいるかもしれませんが、今回紹介する方法は誰でもできて、現実的かつ再現性の高い方法なので、話だけでも聞いてみてください。
結論から言うと、『株式投資で月1万円(年12万円)を稼ぐ』という方法になりますが、ここではより具体的にその方法について解説していきます。
- 月1万円(年12万円)の不労所得を作る具体的な方法がわかる
- どの株に投資すればいいかがわかる
- 株式投資による不労所得作りのリスクがわかる
それではやっていきましょう!!
月1万円はショボくない!月1万円の力
この記事のタイトルを見て「月1万円ってちょっとショボくない?」って思った人もいるかもしれません。でもですね、月1万ってまじで侮れないですよ!
もし毎月稼いだ1万円を自由に使えるなら、例えば毎日コンビニで500円で済ませている昼食を、300~400円追加してどこかにランチを食べに行くことができます。
もし毎月稼いだ1万円をずっと貯金し続けるなら、20年で240万円、30年で360万円、40年で480万円も自動的に貯金することができます。
もし毎月稼いだ1万円(年12万円)を株式投資に回し年利4%で運用する(再投資)なら、20年で約370万円、30年で約698万円、40年で約1184万円にまで増やすことができます。
年数 | 貯金 | 再投資 |
---|---|---|
5年 | 600,000 円 | 670,342 円 |
10年 | 1,200,000 円 | 1,491,530 円 |
20年 | 2,400,000 円 | 3,706,191 円 |
30年 | 3,600,000 円 | 6,984,431 円 |
40年 | 4,800,000 円 | 11,837,026 円 |
たった1万円。されど1万円。これめっちゃすごくないですか?
僕のおすすめは稼いだ1万円を再投資に回して複利の力で資産を増やすことです。
もしあなたが社会に出てから定年を迎えるまでの約40年間にこれから紹介する方法を継続できれば、定年退職した時には資産が1184万円に増えているということです。
これだけの資産があれば「老後2000万円問題」の半分がクリアになるわけですからね。

月1万円の不労所得を作る最も現実的かつ再現性のある方法
ここからは本題である「誰でもできる月1万円の不労所得の作り方」について解説していきます。
冒頭にも書いた通り、株式投資で月1万円(年12万円)を稼ぐわけですが、株を買ったり売ったりして稼ぐ(キャピタルゲインを狙う)わけではありません。
僕がおすすめする最も現実的かつ再現性のある方法は『株式投資の”配当金”で月1万円(年12万円)の不労所得を作る』です(配当金によるインカムゲインを狙います)。
配当金とは?
株を購入すると、誰でもその企業の株主(オーナー)になります。
企業は企業が経済活動により得た利益の何%かを”配当”という形で株主に還元します。
このお金を配当金と言います。
企業の方針によっても様々ですが、配当は年に1~2回行われることが多いです。
配当利回りとは?
配当利回りとは、株の購入金額に対する配当金の割合のことです。
式で書くと下記のような計算式になります。
- 配当利回り = 年間配当金 ÷ 株価
今回の方法ではこの「配当利回り」という考え方が非常に重要になりますので、頭に叩き込んでおいてください。
ちなみに、日本株全体の平均配当利回りは約2%と言われています。
が、ここで重要なのは個別株の配当利回りです。
配当利回りの調べ方
配当利回りはとても簡単に調べることができます。
ここではYahoo!ファイナンスのサイトから調べる方法を紹介します。
まずはYahoo!ファイナンスのサイトに飛びます。
赤枠で囲っているところに銘柄コード4桁を入れ(銘柄コードはGoogleで”企業名” +「銘柄コード」で検索すれば出てきます)、「株価検索」ボタンをクリックします。

クリックすると個別銘柄の情報が出てきます。
赤枠で囲ったところに配当利回りが記載されています。

配当金にかかる税金の話
ここからは少し変わって税金についてのお話です。
日本ではお金を稼ぐと必ず税金が取られる仕組みになっていて、株式投資により配当金を得た場合ももれなく税金を払う必要があります。
株の儲けによる税金はおよそ20%です。もし1万円を稼いだら2,000円が税金で取られ、手元に残るのは8,000円ということになります。
つまり税金を考慮すると、月1万円を稼ぐためには、
- 1万円 ÷ (1 – 0.2) = 1万2500円
- 1万2500円 × 12ヶ月 = 15万円
月1万2500円(年15万円)の配当金を得る必要があるということになります。
配当金(配当利回り)と必要な資金の関係
次に、年15万円の配当金を得るためにはどのくらいの資金が必要になるのか考えてみます。
必要な資金は配当利回りに大きく影響されます。
配当利回りが高ければ資金は少なくて済みますが、配当利回りが低いとたくさんの資金が必要になってきます。
では、単純に配当利回りが高い株を買えばいいかというとそうではありません。
株式投資においては配当利回りが高すぎる企業はリスクが高いと評価されます(リスクについては次セクションで解説)。
ちょっと難しい話になるのでその理由は割愛しますが、ここでは配当利回りが高すぎる企業はリスクが高いと覚えておいてください。
年間15万円の配当金を得るために必要な資金は配当利回りに応じて以下のようになります。
必要な資金 | 配当利回り | 年間配当金 | リスク |
---|---|---|---|
750万円 | 2% | 15万円 | 小 |
500万円 | 3% | 15万円 | 小 |
375万円 | 4% | 15万円 | 小~中 |
300万円 | 5% | 15万円 | 中~大 |
250万円 | 6% | 15万円 | 中~大 |
上記の表から資金効率とリスクを勘案すると、配当利回り4%の株を狙うのが最もオススメです。
まとめると、月1万円の不労所得を稼ぐためには『375万円の資金で配当利回り4%以上の株を購入する』のが、誰でもできる最も現実的かつ再現性のある方法ということになります。
配当利回り4%を超えるおすすめ銘柄
株式投資をしたことがない人にとっては、「いきなり配当利回り4%の株を狙えと言われても、どの株を買えばいいの?」って感じだと思うので、僕のオススメ株を紹介しておきます。
自分も現在保有している銘柄になりますし、このブログで売買状況について月1回報告しているので、良かったら参考にしてみてください。
1. 伊藤忠エネクス(8133)
伊藤忠エネクスは、伊藤忠系のエネルギー商社です。
4/10現在、株価:1,059円、配当金:44円、配当利回り:4.15%となっています。
この株は上場以来40年以上減配がなく、今後も配当利回り4%を維持してくれる株として期待しています。

2. 三井松島ホールディングス(1518)
三井松島ホールディングスは、1913年(大正2年)の創業以来、100年以上にわたって、石炭の生産・販売事業を展開する企業です。
4/10現在、株価:942円、配当金:50円、配当利回り:5.31%となっています。
この株は、リーマンショックやコロナ禍においても減配しておらず、今後も配当利回り4%を維持してくれる株として期待しています。

3. IDホールディングス(4709)
IDホールディングスは、独立系のSIer(トータルITサービスをワンストップで提供する会社)です。
4/10現在、株価:1,371円、配当金:50円、配当利回り:3.65%となっています。
一見、配当利回り4%を超えていないと思われるかもしれませんが、①2021年7月1日付で1→1.5分割の株式分割を行うこと、②分割後の配当金を40円にすることが2021/3/31にIRで発表されました。
何言っているかわからないと思いますが、結論だけ言うと上記の水準で計算した場合、株価914円、配当金:40円、配当利回り:4.38%となります。
また、IDホールディングスはリーマンショックやコロナ禍においても減配しておらず、今後も配当利回り4%を維持してくれる株として期待しています。

4. 沖縄セルラー電話(9436) ※番外編
沖縄セルラー電話は、沖縄で電気通信事業(固定電話や携帯電話等の電気通信サービスを提供)を行う企業です。KDDIの連結子会社であり、auブランドを展開しています。
4/10現在、株価:5,110円、配当金:154円、配当利回り:3.01%となっています。
現時点で配当利回り4%は超えていないのですが、この株は連続増配株として知られています。
連続増配株とは毎年配当金を増やす株(企業)のことで、沖縄セルラー電話は19年連続増配中であり2020年も増配予想となっています。
つまりこの株を持ち続けていれば、いつか配当利回りが4%を超える可能性が高いということです。

このように現在配当利回り4%を超えていなくても、連続増配株を狙うことでいつか4%以上の配当金を獲得する作戦も大いにアリだと思います。
上記で紹介した1~3の株を125万円ずつ購入すれば、年間12万円(月1万円)の不労所得を手に入れることができます。
株式投資にはリスクがあります(次セクション参照)。
投資は自己責任でお願いします。
株式投資で配当金を狙う際のリスク
ここでは株式投資で配当金を狙う際のリスクについて解説していきます。
まずはっきり申し上げておきたいのは、ノーリスクで不労所得を作る方法というのは存在しません。多少のリスクを負わないとリターンを得ることができないということです。
今回の不労所得を作る方法で、考えれらるリスクは大きく2つあります。
リスク1:資金が目減りする可能性がある
株価というのは毎日上下するので、購入した株の評価額が増えることもあれば減ることもあります。
一般的に企業の業績が悪くなったり世の中全体の景気が悪くなると、株価が下がってしまい、資金が目減りしてしまいます。
株価が下がるということは、例えば100万円で買った株が90万円になってしまうということであり、その時点で売ってしまうと10万円の損失が出てしまいます。
もし購入した株を一生売らないという方針であれば、ただの含み損というだけなので、あんまり関係ないんですけどね。ただ、自分の持っている株の株価が下がると気分は良くないですよね(笑)
リスクの軽減方法としては、分散投資を徹底するということですね。
配当利回り4%の企業1銘柄にすべての資金を投資するのではなく、3~5銘柄に分けて投資するとリスクを分散できます。
リスク2:減配または無配になる可能性もある
配当金を狙う投資において、最も大きなリスクが減配または無配リスクです。
要するに配当金が少なくなったりゼロになったりして、月1万円の不労所得が月8,000円になったり、最悪0円になる可能性があるということです。
これは企業の業績が悪化した場合に起こることで、世の中の景気とかにも左右されるため、完全にリスクを回避することは難しいのが現状です。
リスク回避は難しいのですが、できるだけ減配しない可能性が高い株を選ぶことが重要になってきます。
減配しない株の選び方については、以下の記事にまとめてますので、良かったら読んでみてください。

リスクの軽減方法としては、やはり分散投資を徹底するということですね。
1銘柄に全資金を投資して無配になってしまったら大打撃を受けることになりますからね。
月1万円の不労所得を稼ぐ最も現実的な方法まとめ
最後に本記事をまとめます。
- 株式投資の配当金で月1万円(年12万円)を狙うのが最も現実的で再現性がある
- 配当利回り4%以上の株を狙うのがオススメ
- 稼いだお金を再投資に回せば雪だるま式に資産が増えていく
いかがだったでしょうか?
株式投資の配当金で生活できるレベルの不労所得を手に入れることは、そんなに簡単なことではありませんが、月1万円ならかなり現実的なレベルだと思います。
日本株の場合は、資金効率とリスクのバランスを考慮して、配当利回り4%前後の株を狙うのが1番オススメです。
稼いだ1万円は好きなように使って問題ないですが、再投資に回して配当利回り4%前後の株を買うと資産が雪だるま式に増えていきます。
これは20世紀最大の物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ『複利の力』を利用して資産を増やすということになります(僕はこの方法を最もオススメします)。

不労所得がほしいと思っている方は、まずは現実的に月1万円を稼ぐところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
おまけ
もし株式投資が不安だという方は、まず1冊本を読んで株の勉強からはじめてみてください。株初心者に超絶オススメしたい本があるんですよね。
この本は株のはじめ方はもちろん、基本的な知識や儲かる株の考え方が丁寧に解説されています。
配当狙いの投資とはちょっと違いますが、株の基本中の基本が詰まりまくっていてめちゃくちゃ勉強になるので、株初心者は読んでおいて絶対に損はないです。
僕もこの本1冊だけ読んで株を始めたくらいです(笑)
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。