どうも~。
SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、高配当株中毒者です。
みなさん株式投資は順調ですか?
僕は「高配当成長割安株への長期投資」という投資戦略を掲げ、日々着々と実行しています。

最近日経平均が大きく下落し、相対的に高配当株が増えたこともあり、先日沖縄セルラー電話という企業の株を購入しました。
そこで、本記事では沖縄セルラー電話の株を購入するにあたり、調べたことや考えたこと、購入に至った経緯などを紹介したいと思います。
沖縄セルラー電話の基本情報
まずは基本情報を整理します。
企業基本情報
企業の基本情報です。
創業・設立 | 1991年6月 |
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決算期 | 3月期 |
資本金 | 約14憶円 |
業種分類 | 情報・通信 |
従業員数 | 331名(2019年3月期) |
業種は不景気に強いと言われる情報・通信(ディフェンシブ株)です。2019年は様々な問題があり、不景気になると予想していますので、ディフェンシブ株の保有率を高めていきたいと考えています。
株式基本情報
株式の基本情報です(2019年3月期)。
上場 | 2004年 JASDAQ上場 |
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株価(購入時) | 3,330円 |
発行済株式数 | 27,342,000株 |
時価総額 | 約910億円 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 333,000円 |
配当額(2020年予想) | 中間:68円、期末:68円 |
配当率 | 4.08% |
株主優待 | あり |
PER(2020年予想) | 9.89 |
PBR(2019年実績) | 1.13 |
配当率:4.08%と高く、PER:9.89と株価も非常に割安です。良いタイミングで購入できたと思います。
株主優待もあって「保有株式数」と「保有期間」に応じて、「Wowma! 商品カタログギフト」がもらえます。優待も考慮すると配当率はさらに高くなりますね。

沖縄セルラー電話の事業内容
沖縄で電気通信事業(固定電話や携帯電話等の電気通信サービスを提供)を行う企業です。KDDIの連結子会社であり、auブランドを展開しています。

au携帯端末の販売やそれに伴う附帯サービス、通信サービス、インターネットサービスを提供しています。
事業内容の詳細は、沖縄セルラー電話のHPを参照してください。
沖縄セルラー電話の過去の業績と配当の推移
過去10年分の売上高や経常利益などをグラフ化しました。
1. 売上高/営業キャッシュフローマージン推移

売上高はきれいな右肩上がりですね。非常に理想的なグラフです。
経営を行う上で、売上高というのは非常に大事だと考えているので、グラフを見るとかなり安心感があります。
情報・通信はディフェンシブ株と言われ、業績(株価)が景気に左右されにくいと言われています。
沖縄セルラー電話の電気通信事業も、景気に左右されにくいでしょう。不景気で買い物を控える人はたくさんいるでしょうが、携帯電話を解約する人はいないでしょうから。
また、営業キャッシュフローにマイナスがないのもポイント高いですね。営業キャッシュフローマージンも20%程度を継続しており、事業が非常に安定していることがわかります。
2. 経常利益・純利益/配当金推移

2-1. リーマンショック(2008~2012)時も黒字経営
まず何といってもリーマンショック(2008~2012)時も黒字経営というのは大きいですね。
やはり電気通信事業は、それなりに安定しているのでしょう。
今後、100年に1度と言われるリーマンショック級の大不況が再来しても、利益を出し続けてくれるのではないかという期待が持てます。
2-2. 過去10年間減配が1度もない
グラフを見て分かるとおり、過去10年に減配が1度もありません。
リーマンショック時はさすがに経常利益・純利益ともに落ち込んでいますが、それでも配当は維持しています。
決算短信には、以下のように書かれていました。
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要事項の一つと認識しており、今後の事業展開に備えるための内部留保や財務体質の強化を勘案しつつ、安定配当を継続的に行うことを基本方針としております。
また、HPにも配当に関するページがあるなど、株主に配当という形で利益還元しよう強い意志が感じられます。その甲斐あってなんと18期連続増配中です。
高配当株投資家としても非常に応援したくなる企業ですよね。
3. 利益剰余金推移

縦棒が「利益剰余金の推移」、折れ線が「利益剰余金÷配当額」の推移です。
「利益剰余金」は着実に増えていることがわかります。
「利益剰余金÷配当額」は今の配当額を維持した場合、何年くらいで利益剰余金が尽きるのかという指標です(配当金は利益剰余金から出ます)。
常に20年くらいは維持できるように保たれているので、今後も継続して配当が維持できそうだと考えられます。
沖縄セルラー電話の株価の推移
株価の推移は、SBI証券さんから引用させていただきました(ダメだったら即削除しますのでご指摘ください)。


10年チャートでは、きれいな右肩上がりですね。リーマンショック後のアベノミクスからの回復がすさまじいです。
しかし、最近のチャート的には75日移動平均線を割るかどうかという非常に重要な局面を迎えています。これを割れると3,000円くらいまで下がってしまう可能性が高いです。
まあそうなると、PER=8.9、PBR=1.0、配当率=4.5%となりますし、ますます魅力度がアップしますので、僕は買い増しするでしょう(もちろん、業績次第ですが)。
沖縄セルラー電話の今後の見通し
2019年3月期の決算短信では以下のように書かれています。
当社業務区域である沖縄県の経済は、県内人口の増加や観光需要、県内の雇用・所得環境の改善を背景として個人消費が堅調に推移しております。また、観光が好調に推移していることに加え、公共投資も底堅く推移しており、全体として拡大しております。
情報通信市場は、携帯電話事業者が提供するサービスなどの同質化や、MVNO事業者による格安SIMサービスなどの普及が進み、通信事業者は新たな収益の確保に向け、非通信事業へサービスを拡大するなど、転換期を迎えております。
さらに、IoTや人工知能(AI)などのテクノロジーの発展もあり、事業環境は大きく変化しております。
赤字はマイナス要因、太字はプラス要因です。
僕が考える最大のプラス要因としては、沖縄県の人口増加です。
沖縄県統計資料WEBサイトを見ていただければわかりますが、沖縄県の人口は年々増加しています。昨今、自由な働き方が増えていますし、今後も沖縄への移住者は増えると予想できます。人口が増えれば当然携帯電話の需要も増えるでしょう。
また事業戦略として、海底ケーブルを引いたり、データセンターオフィスビルの建設を計画をしていたりと新たな事業に向けた施策も実行しています。
このような新たな事業が上手く軌道に乗れば、今後も安定成長を続けることができるでしょう。
懸念やリスク
最大の脅威は、同業他社による料金プランの値下げ合戦だと考えてます。楽天も新規参入しますし、さらに値下げ合戦は激化するでしょう。
まあ個人的には、日本の携帯電話料金はめちゃくちゃ高いと思ってますから、半分くらいになってほしいんですけど、本当に半分になったら業績には大打撃でしょうね(笑)
あともう1つ心配なのが、今期の業績予想が減収減益なんですよね。これまで続いてきた7期連続の増収増益が止まると予想しており、ちょっと心配ですよね。
営業収益については、端末販売売上の減少により附帯収入が減少することなどから、連結業績では減収を予想しております。
決算説明会では保守的な予想という説明があり、8期連続の増収増益達成を目指しているとおっしゃってました。まあ減収減益でも増配予定なので、高配当株投資家としてはありがたいことです。
沖縄セルラー電話への投資に対する今後の展望
マイルールに則り、3,330円で最低単元株数(100株)だけNISAで購入しました。
上記で述べたとおり、配当を維持する強い姿勢が見られるので、安くなったら買い増ししていきたいと思います。
ですが、1銘柄に投資する額は運用資産の10%までというマイルールがあり、運用資産が1000万円という弱小投資家なので、最大300株くらいしか購入できません。
300株しか買えないので、時間分散は強く意識して買い増ししていきたいと思います。
売りルール
非常に素晴らしい投資先を見つけたと思っているので、配当を維持する限り基本的に売る気ないです。
売るとすれば、減配になって配当率3.5%に満たなくなったらですかね。
今回は、3,330円で購入しているため、3,330円×3.5%=117円の配当を維持できなくなったら売るというルールを設定することにします。
沖縄セルラー電話の投資分析のまとめ
それでは、今回の記事をまとめます。
- 配当を継続する強い意志が感じられる
- 不景気に強いディフェンシブ株
- 配当率3.5%を維持できなくなったら売り
いろんな株を見ているのですが、我ながら非常に素晴らしい株を見つけたなと思います。今後も決算発表などには注視していきたいですね。
僕なりに一生懸命調べてみたのですが、間違い等あるかもしれませんので、参考は自己責任でお願いします。
もし間違いなどあれば、ご指摘いただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。