購入株

バッファロー(3352)の投資分析【購入株】

「バッファローって投資先としてどうなの?」

「バッファローに投資している人は何で投資しようと思ったの?」

そんなバッファローへの投資に興味のある人に向けて、私の投資分析内容を紹介します。

 

どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、バッファローの株買ったマンです。

僕は「高配当成長割安株への長期投資(マンビー投資法)」という高配当株投資戦略を掲げ、このブログで実践&公開しています。

高配当成長割安株への長期投資【マンビー投資法の投資方針と手法】この記事では、配当による不労所得を最大にするため、高配当株(+成長株)+割安株を満たす株に長期投資する手法 = 「マンビー投資法」について、投資方針や具体的な手法を運用資産などとともに公開します。...

 

マンビー投資法に則り投資活動をする中で、2/19にバッファローの株を購入しました。ということで、この記事では、バッファローの株を購入するにあたり調べた情報や考えたこと、購入に至った経緯などを紹介したいと思います。

バッファローが投資先として気になっている人や高配当株投資戦略に興味のある方に読んでいたいただければと思います。

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バッファローの基本情報

まずは基本情報を整理します。

企業基本情報

企業の基本情報です。

創業・設立 1983年4月
決算期 3月期
資本金 約6憶円
業種分類 小売業
従業員数 226名(2020年3月)

 

「バッファロー」という社名を聞くと、僕はWifiルーターとかを販売しているあの有名な「Baffalo」製品を思い浮かべてしまうんですが、あのBaffaloとは全く関係ありません(笑)

バッファロー(3352)は、オートバックス15店舗、焼肉ライク4店舗のフランチャイズ店を経営する企業です(2021年第3四半期決算時点)。

投資基本情報

次に、投資観点での基本情報です(2020年3月期)。

上場 2004年 JASDAQ上場
株価(購入時) 1,182円
発行済株式数 2,253,374株
時価総額 約26.6億円
単元株数 100株
最低購入金額 118,200円
配当額(2021年予想) 中間:20円、期末:20円
配当率 3.38%
株主優待 なし
PER(2021年予想) 7.99
PBR(2020年実績) 0.51

 

PER=7.99、PBR=0.51と指標的にはかなり割安な方に入ってくると思います。ただし、配当率の観点で見れば3.38%程度であり、そこまで割安感はありません

残念ながら株主優待もありません。焼肉ライクのお食事券くらい貰えるようになると嬉しいんですけどね~。

バッファローの事業内容

バッファローは、オートバックスと焼肉ライクのフランチャイズ店を経営する企業です。

オートバックスはCMでも度々目にするので、知らない人はいないと思いますが、カー用品の販売や車検、オイル交換、ピットサービスなど、車に関するあらゆるサービスを提供するお店です。

一方、焼肉ライクは1人焼肉を楽しめるお店です。その業態やサービス形態から、コロナ禍でも売上が伸びているお店として、最近メディアでも取り上げられることが多くなってきました。

その二刀流のフランチャイジーとして事業を展開しています(焼肉ライクは、100%子会社の株式会社バッファローフードサービスが運営)。詳細については、バッファローのHPをご覧ください。

バッファローの業績と配当

過去の売上高や経常利益、配当の推移などをグラフ化&分析し、配当の継続性について検討します。

1. 売上高/営業キャッシュフローマージン推移

バッファローの売上高/営業キャッシュフローマージン推移

 

売上高としては、2008年が高く、2010年以降は横ばいと言った感じでしょうか。

2015年に営業キャッシュフローマージンが小さくなっているのは、定期預金の預入による支出、差入保証金の差入による支出、有形固定資産の取得による支出があったため、営業キャッシュフローが小さくなっているからです。

2. 経常利益・純利益/配当金推移

バッファローの経常利益・純利益/配当金推移

 

2-1. リーマンショック時(2008~2012年)も黒字経営

やはりリーマンショック時(2008年~2012年)も黒字経営というのは大きいですね。

今後リーマンショック級の大不況が再来しても、利益を出し続けてくれるのではないかという期待が持てます。コロナ禍においても、コロナ前の昨年と同水準の業績予想となっています。(2021年第3四半期決算時)。

2017年には純利益が赤字となっていますが、理由は特別損失として、減損損失を約2.5億円計上しているためです。

2-2. 過去10年間減配が1度もない

2017年は創立35周年記念配当が5円出ています。それを差し引けばグラフの通り過去10年間に減配が1度もありません。また、2015年~2017年など純利益が悪化した年にも前年と同等の配当額を維持しています。

こういった姿勢から、今後多少業績が悪化しても配当を維持してくれるのではないかという期待が持てますよね。

ちなみに、2013年10月に1株→100株の株式分割を行っており、2013年以前はそれを加味した配当金(合計)に調整しています。

3. 利益剰余金推移

バッファローの利益剰余金推移

 

「利益剰余金÷配当額」は今の配当額を維持した場合、何年くらいで利益剰余金が尽きるのかという指標で、僕は「配当維持年数」と呼んでいます(配当金は利益剰余金から出ます)。

利益剰余金は右肩上がりに増えています。また、驚異的なのが配当維持年数で2020年に5円の増配をした配当額40円を出しても45年は維持できる計算になるということです。この数字だけを見ると業績が悪化してもしばらくは配当を維持できるんじゃないかと思われます。

4. 配当額/配当性向

バッファローの配当額/配当性向推移

 

ずっと配当額30円を維持してきましたが、株主の要望が強かったのか、2019年、2020年は連続増配となっていますね。それでも配当性向は30%弱なので、まだまだ増配の余地はあると思っています。

2021年の配当予想は、中間20円(確定)、期末:20円(予想)であり、2020年と同水準となっています。

5. 配当政策

2020年の有価証券報告書には、配当政策として以下のように記載されています。

当社は、株主の皆さまに対する利益還元を重要な政策と位置付け、これまでも安定配当を主眼に置いた配当政策を実施してまいりました。今後は、中期経営計画に基づく成長戦略と積極的な営業活動の展開により、安定配当を継続することを基本方針としつつ、将来を見据えた設備投資や財務状況、中長期の利益水準等を総合的に勘案し、成長に応じた配当を実施してまいります。

バッファローの2020年3月期有価証券報告書より引用

 

株主に対する還元を経営の重要課題としてとらえていることがはっきりと書かれていることは、配当投資戦略を掲げる僕としては重要視してます。

太字の部分を都合の良いように解釈すると、「成長に応じて配当金を増やす可能性もあるよ。減らすことはしないけど。」とも読み取れますよね。配当性向や配当維持年数、利益剰余金等の財務的な要素からも、まだまだ配当の維持、及び、増配が可能であることは裏付けられてますからね!

以下の記事に高配当株の条件をまとめているので、良かったら読んでみてください。

高配当株中毒者が教える高配当株の魅力とリスクと見分け方この記事では、高配当株中毒者として、高配当株の魅力とリスク、注意点、そして、僕なりの高配当株の見分け方を紹介します。高配当株戦略に興味のある方や高配当株の見分け方が知りたい方は読んでみてください。...

 

バッファローの株価の推移

IDホールディングスの株価10年チャートと20年チャートです。

バッファローの株価推移(10年)

 

バッファローの株価推移(20年)

※株価チャートはSBI証券様からお借りしました。ありがとうございます。

10年チャートを見ると、傾斜は緩やかですが、ずっと右肩上がりを続けてますよね。チャートの形も良く、株価も600円→1,200円と10年で約2倍となっています。

バッファローの今後の見通し

事業はオートバックスと焼肉ライクの二刀流と書きましたが、売上としては、97.6%がオートバックスで、焼肉ライクはわずか2.4%程度(1.76億円)となっています(2021年第3四半期決算時)。

この数字だけ見ると、ほぼオートバックス一本でやってるんだなぁという印象しか持てないと思うんですが、昨年の売上構成と比較すると、僕としては焼肉ライクの事業に非常に注目しているんですよね。

昨年の2020年度の決算では、売上構成は99.3%がオートバックスで、焼肉ライクはわずか0.7%(約6223万円)だったんですよ。ということは、わずか1年間足らずで、しかも第3四半期までの結果で、焼肉ライクの売上がおよそ3倍に伸びているということなんですね。

この成長率はかなり驚異的なスピードですし、都内にはわずかに4店舗しか出してない状態(うち2店舗は2020年10月、11月にオープン)なので、焼肉ライクが繁盛して店舗を増やしていければ、かなりの成長が期待できます

率直に言うと、直近5年くらいのバッファローの成長は、焼肉ライクがカギになると思っています。

では、焼肉ライクが繁盛するのかってところなんですけど、僕の予想ではかなり繁盛するんじゃないかなと思ってます。

まず、サービスの提供形態(1人焼肉)がコロナ禍という今の社会状況に非常にマッチしていますよね。これなら外食も憚られないというか、コロナの感染リスクも小さいでしょうし、気軽に外食に行けます。

あと、焼肉って無性に食べたくなるときがあるですけど、1人じゃ入りづらいじゃないですか。それに誰かと焼肉に行く機会があったとしても、相手に気を遣って自分のペースで焼肉を楽しめなくなっちゃいますし。実は1人で焼肉を食べてみたいという人も割と多いんじゃないかなと。そこら辺の感情を上手く突いてきましたよね。

ということで、このサービスは今の状況や日本人の性格にも非常に合ってるし、物凄く流行るんじゃないかなと。実際に数々のメディアにも取り上げられていますし。

マンビー投資法だと基本的には配当利回りが4%以上の株に投資することにしているんですが、バッファローには高い成長性に期待して購入を決断しました。

成長株(グロース株)の探し方【魅力とリスクもあわせて理解しよう】この記事では、すべての投資家の"夢"である成長株の魅力とリスク、注意点、そして、探し方を紹介します。成長株戦略に興味のある方や成長株の探し方が知りたい方はぜひ読んでみてください。...

 

バッファローへの投資に対する今後の展望

マンビー投資法に則り、1,182円で最低単元株数(100株)だけNISAで購入しました。

できれば配当利回りが4%を超えるように、平均取得単価を1,000円まで下げたいのですが、日経平均が3万円を超える今の地合いではそれは難しそうですよね…。

成長株の様子が強いので、決算情報などはしっかり確認したいと思ってます(とくに焼肉ライクの売上高や利益の推移)。決算情報等で焼肉ライクの調子があまり良くないとか、お店で食中毒になっちゃったとか、1人焼肉の競争が激化しちゃったとか、何か悪材料が出て成長ストーリーが崩れるようであれば早めに処分していきたいと考えています。

安定配当と成長の両方を狙える株だと期待しているので、下がれば買い増し予定です。その際は分散投資を徹底しており、1銘柄に投資する額は運用資産の10%までというルールを定めているので、最大でも800株くらいしか保有するつもりはありません(運用資産1,000万円のため)。

バッファローの投資分析まとめ

それでは、本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  1. バッファローはオートバックスと焼肉ライクのFC店を運営
  2. 焼肉ライクの売上はわずか1年で昨年の3倍近い売上を達成(2021年第3四半期)
  3. 焼肉ライクの成長性に期待して投資

 

株式会社バッファローの投資分析はいかがだったでしょうか?

マンビー投資法で初めて「強く成長を期待して購入した株」なので、見事に成長してくれたら非常に嬉しいんですけど、成長株は見つけるのが非常に難しいですからね。株価が上がるかどうかは正直わかりません。

それでも焼肉ライクの売上が約3倍になっているという事実はあるわけで、しかもまだ都内に4店舗(うち、2店舗は2020年10月と11月にオープン)なので、エリア拡大型の成長ストーリーは存在します

配当利回りはマンビー投資法の基準4%に達してませんが、今後バッファローが成長することで配当利回りが4%を超えてくれることも期待したいですね!とにかく応援してます!!

頑張れ!!バッファロー!!!

この記事を書いた時点での分析です。
投資は自己責任でお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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