「沖縄セルラー電話に投資したい!(投資してる!)」
「沖縄セルラー電話の2021年1Q決算の分析結果が知りたい!」
そんな沖縄セルラー電話の投資に興味のある方に向けた内容です。
どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、沖縄セルラー電話に投資するマンです。
2020/7/29に僕のポートフォリオを構成する「沖縄セルラー電話」の2021年3月期の1Q決算が発表されました。

緊急事態宣言もあり、日本全体がコロナの影響をモロに受けた2020年4月~6月の業績がどのくらいなのか非常に心配していましたが、売上・利益ともに前年同期比を上回る形で1Qを着地しており、さすが沖縄セルラー電話といったところでした。
この記事では、沖縄セルラー電話の1Q決算の内容をもう少し細かく分析し、
- コロナが業績に与える影響はどうだったのか?
- 業績予想・配当予想は達成できそうか?
の2点を中心に、配当投資の観点から今後の投資判断を行っていきたいと思います。
前回(2020年の本決算)の決算分析については以下をご覧ください。

【沖縄セルラー電話】2021.1Q決算情報
まず、1Q決算の主な数字は以下の通りです。
前年比で営業収益(売上高)+2.5%、営業利益+4.2%、経常利益+4.5%、純利益+4.1%となり、増収増益を達成。営業収益、利益ともに過去最高益を更新しています。
また、業績予想に対する経常利益の進捗率は26.8%であり、過去5年と比較して平均的な進捗率であることがわかります(下表)。
年度 | 1Q実績 | 本決算実績 | 進捗率 |
---|---|---|---|
2017年 | 3,631 | 11,753 | 30.9% |
2018年 | 3,108 | 12,511 | 24.8% |
2019年 | 3,534 | 13,113 | 27.0% |
2020年 | 3,610 | 14,074 | 25.7% |
2021年 | 3,772 | 14,080(予想) | 26.8% |
コロナ禍という状況において、大幅減益や赤字転落となった企業も続々と出てきていますが、沖縄セルラー電話に関しては過去最高益を達成し進捗率も平年並みであることから、コロナの影響はほとんど受けなかった業種だと判断できます。
今期業績予想と配当予想
今期の配当/業績予想は以下の通りです。
今期の業績予想には、コロナの影響を織り込んでいないと書かれていますが、1Q決算の業績から鑑みて、そこまで心配する必要はないでしょう(7~8月に沖縄の新型コロナ感染者数が急激に増えているのは少し心配ですが)。
配当も154円で前年よりも9円の増配予想となっています。コロナ禍において9円の増配は凄いと思います。しかもこの通りに配当が実施されれば、20期連続の増配ですからね。さらに配当性向は40%程度なので、無理やり配当に回しているわけでもないわけです。
素晴らしいの一言に尽きますね!
2021.1Q決算に対する見解
取り立てて言及することあまりありません。コロナの影響もあり端末販売台数が減少したものの、その他に関してはすべてが計画に対し順調・好調に推移しています。
例えば、モバイルの純増数は通期計画10,000契約に対し、6,000契約(進捗率60%)、FTTHの純増回線数は通期計画5,000回線に対し2,400回線(進捗率48%)、auでんき純増契約数は通期計画27,000契約に対し、9,600契約(進捗率35.6%)となっており、1Qとしてはかなり順調な滑り出しかなと思います。
増益要因がわかりやすくまとまった図があったので引用しておきます。
決算説明資料では、2020/7/29に発表されたUQモバイル沖縄の吸収合併についても言及されていました。これにより、UQモバイルユーザーに対して、沖縄セルラー電話で展開している各種セット割やauでんきの拡販に繋げていけるだろうと思われます。
【沖縄セルラー電話】2021.1Q決算発表後の値動き
7/29の1Q決算発表前後の株価は以下のように推移しました。

※上記チャートはYahoo!様よりお借りしています。ありがとうございます。
値動きに対する私見
決算発表翌日は一時4,365円(前日比+4.2%)を付けましたが、最終的に終値は4,275円(同+2.0%)となりました。その後は横ばいで推移しています。
コロナ禍においてこれだけ順調な決算なのでもうちょっと上がるかと思いましたが、期待通りに株価は動いてくれないですね(笑)
それでも、1Q決算前は4,200円が壁となりなかなか超えられなかったところが、1Q決算後に4,200円がを超えたおかげで、今度はそれが下支えとなり、4,200円をなかなか下回らない展開になったことは大きな違いかなと思います。
【沖縄セルラー電話】四半期決算分析〈2021.1Q〉まとめ
それでは今回の記事をまとめます。
- 1Q決算は増収増益&過去最高益を達成
- 年間配当は154円予想で達成すれば20期連続増配
- コロナによる事業・業績への影響はほとんどなさそう
沖縄セルラー電話の安定感はすごいですね。コロナの影響をモロに受けた1Qの業績が心配でしたが、数字からは全く問題ないと言っていいと思います。増収増益、かつ、過去最高益を達成していますからね。
配当も154円の20期連続増配予想で、現在の株価4,250円だと配当利回りは3.6%と悪くないと思います。そして、9月末は中間配当が出るため、これから株価も徐々に上がっていくと予想しています。
僕はマンビー投資法の投資方針に沿って、利回りが4%以上にならないと追加購入するつもりはありませんが、その水準まで株価が下がる(3,850円)か増配となり、利回りが4%を超えるなら積極的に追加投資したいと思います。
この記事を書いた時点での分析です。
投資は自己責任でお願いします。
僕が掲げるマンビー投資法の投資方針や手法は以下の記事にまとめています。

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m
おわりでーす。