決算分析

【クリエートメディック】四半期決算分析〈2019.1Q〉

先日(2019/5/7)の後場終了後に、クリエートメディックの2020年12月期1Q決算が、発表されましたので、3ヶ月に1度の決算分析をします。

業績を振り返り、投資継続判断を行います。

 

どうも。SK2 a.k.a. マンビー(@SK2akaManbe)こと、高配当株中毒者です。

5月7日の後場終了後に、僕のポートフォリオを構成する銘柄、「クリエートメディック」の1Q決算が発表されました。

長期投資家にとって、保有銘柄の四半期決算というのは、今後もその企業に投資を続けてもよいのかを判断する重要な手掛かりとなります。

というわけで、クリエートメディックの1Q決算を振り返り、今後の投資判断を行っていきたいと思います。

クリエートメディックの投資分析については以下をご覧ください。

 

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【クリエートメディック】1Q決算情報

まずは、1Q決算ですが以下の通りです。

クリエートメディック2019年12月期1Q決算情報
クリエートメディックの第1四半期決算短信より引用

 

上記の通り、前年比で売上高-6.6%、営業利益-63%、経常利益-42.2%、純利益-49.3%となりました。

ぱっと見、数字悪い!!

うーん、どうしたものでしょうか。ちょっと深追いしてみます。

1Q決算に対する見解

クリエートメディックの売上は「自社販売」「海外販売」「OEM販売」の3つで構成されています。

この内、前年よりも大きく落ち込んだのがOEM販売です。前年比で1.5億円の減少(-37.3%)となってしまいました。

OEM販売が落ち込んだ原因は以下のように書かれていました。

OEM販売は、血管系製品の一部契約終了が影響し、売上高252百万円(前年同期比37.3%減)となりました。

クリエートメディックの第1四半期決算短信より引用

 

ちなみに、OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略で、日本語では、「相手先ブランド製造」などと訳されます。つまり、他社ブランドの製品を製造する事業ってことですね。

近年、クリエートメディックのOEM販売の売上高は減少していましたが、売上構成比としては15%程度なので、ここまで利益を押し下げる要因ではないのかなと思います。

となると、売上高利益率が低下しているのはなぜなんでしょうか?売上高が6%減少したくらいで、利益が50%も落ち込みます?OEM販売の利益率がめっちゃ良かったの?とか、ちょっと疑問が出てきます。

利益面については、以下のように書かれていました。

利益面につきましては、生産拠点間の生産品目の最適化などにより原価率は低下したものの、販売数量の減少に伴い売上総利益が減少したことなどにより、前年を下回る結果となりました。

クリエートメディックの第1四半期決算短信より引用

 

うーん、これだけじゃ何も判断できませんね。利益率の良い製品があまり売れなかったのかなってくらいですか。

まあでも、確かに前年と比較するとめっちゃ下がってるんですが、2~3年前と比較すると全然悪い内容ではないんですよね(つまり、前年の1Qの数字が良すぎた)。

しかも、2018年決算発表時の2Q予想でも、売上高-3.7%、営業利益-27.5%、経常利益-23.9%、純利益-25.6%と、減収減益予想となっているので、1Qが前年よりも悪いというのも会社の想定通りかなと思います。

まとめると

  1. 1Q決算は、前年比に比べて減収減益(前年の1Qはめっちゃ良かった)
  2. 1Qが減収減益となるのは、企業の想定通り(だと思う)
  3. 売上高減少の大きな要因は、OEM販売の減少
  4. 売上高利益率が大きく低下している(原因は不明)

 

1Q決算情報だけを見ると、前年に比べなんか悪い数字が並んでるなという印象で、売上高の減少も心配ではあります。

が、そんなにめちゃくちゃ悪い内容ではなく、会社の想定通りに事業が進んでいるのではないかなと僕は判断します。

あと、為替については触れられていませんでしたが、クリエートメディックの想定為替レートは、1ドル=112円です。現在は円高が進行していて、110ドル/円を切ってしまいました。

海外販売が好調な中での円高進行&為替レートの差は利益に少なからず影響を与えるのではないかなというのが少し心配ではあります。

しかし、1Qの内容だけでは何も判断できないというのが正直なところで、「配当を維持してくれそう」という僕の判断は変わらずです。

引き続き、2Qの決算を待ちたいと思います。

【クリエートメディック】1Q決算発表後の値動き

決算発表後の値動きは、かなり荒れました。

もちろん前年比でみると減収減益なので下がるかなと思ったのですが、「一瞬下がる→爆上げ→緩やかに下がる→上がる→下がる」というように乱高下しました。

クリエートメディック2019年12月期1Q決算発表後の値動き

※上記チャートはYahoo!様よりお借りしました。ありがとうございます。

値動きに対する見解

正直こんなに乱高下するとは思わなかったです。

実は、ここ1ヶ月くらい意図的にチャートに陰線(始値より終値の方が低いローソク足)を付けさせるようなあやしい値動きをしていました。

前場めっちゃ上がる、後場めっちゃ下がるみたいな。

この乱高下も、何か大きな仕手筋の仕業かなと思わせるような値動きですが、僕はこういう短期的な値動きは全然気にしてません。

長期投資なら短期的な値動きに一喜一憂しなくてすむので精神衛生上すごく良いですね。

おそらく、昔の僕だったら「何で上がった時に売らなかったんだ~」って落ち込んでたと思います(笑)

2019/5/11現在、購入価格(940円)よりも株価は下がってしまいましたが、上でも述べた通り、配当を圧迫するような業績でもないと僕は判断したので、下がってくれれば、時間分散を意識しながら買い増していきます。

【クリエートメディック】四半期決算分析〈2019.1Q〉まとめ

それでは今回の記事を簡単にまとめます。

本記事のまとめ
  1. 売上高の減少が懸念
  2. 下がれば買い増し
  3. 為替レートの差も心配

 

売上高が減少しているのが最大の懸念点ですね。事業としては、売上が上がらないと利益も上がらないので。

クリエートメディックに投資した最大の理由が、

配当を維持してくれそうだ

なので、ぶっちゃけ配当さえ維持してくれれば、業績が悪くても良いんですけどね(笑)

でも、配当を維持するためには業績が良くないと維持できないわけで、配当を維持できる決算内容であるかは、2Q以降も注視していきたいと思います。

 

投資は自己責任でお願いします

 

僕はマンビー投資法を掲げで投資を行っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました
m(_ _)m

おわりでーす。

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